塩分不足で頭痛が起こったワケ。私は塩分摂りすぎ!?それとも足りない!?

「減塩」

ここ数年で、スーパーに行くとやたらこの単語が使われている商品が目につくようになった気がします。

私も、自然と健康意識が働いて、お味噌は「減塩」のものを使っています。

塩分を摂りすぎると、高血圧になる、とか腎臓によくないむくんで顔がパンパン

とか、そういうマイナスなことをよく耳にしますが、実際、1日に摂っていい塩分量って、どのくらいで、どこからが摂りすぎになるのか、まったく知りませんでした。

反対に、塩分が不足しすぎてもよくない!?

という話も聞いたので、それについて調べました!
今回はそちらをご紹介します。

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塩分って、なに?

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塩は正確には「塩化ナトリウム(Nacl)」というもので、「塩素(Cl)」と「ナトリウム(Na)」が合体してできているそうです。

ほかにも微量ですが、カリウムやマグネシウムなども含まれているので、塩に含まれるすべての栄養素をまとめて、「塩分」と呼ぶんですね。

まぁでも、塩分の中のほとんどはナトリウムです。

このナトリウム。

じつは骨や血、筋肉といった体の組織を作ったり、体の調子を整えたりする働きがある栄養素「ミネラル」のひとつだとか・・・・。

ミネラルってよく聞きますよね?

カルシウムや鉄も、ミネラルです。

ミネラルは、体にとても重要なのに、体内で作り出すことができないんです!

だから、食事で摂る必要があるんですね。

ミネラルのひとつのナトリウムが、塩の中に含まれているわけですが、ナトリウムが特にすごい働きを果たしているようです。

ナトリウムの働きはすごい!まるでエース並み!

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ナトリウムの働きについて、調べたところ・・・

体の中の塩分濃度は、生理食塩水と同じ約0.9%に保たれている。

これは、ナトリウムとカリウムで調整されるようで、血液やリンパ液などの細胞の外にある液体(細胞外液)と、細胞の中にある液体(細胞内液)の濃さを調整している・・・

とかなんとか。

細胞たら液体たら、医療系に疎い私には似つかわしくない単語ですので、ここからはもっとかみ砕いて説明します!(笑)

①体の中の塩分濃度を調整する

体の中の体液は、生理食塩水と同じ塩分濃度で保たれているようですが、「血の中のナトリウムが多すぎる!ちょっと濃いわー」となったら、汗や尿と一緒に体の外に出したり骨の中に吸収したりします。

反対に「血の中のナトリウム薄いわー」となったら骨の中のナトリウムが血やリンパ液に放出されるようです

このバランスを、ナトリウムとカリウムで調整しあっています。

②体の中のph値を調整する

ph値って聞いたことありますよね?

理科の実験とかでよくリトマス紙を使って、アルカリ性、酸性とか調べませんでしたか?

体の中のph値は弱アルカリ性で保たれてるようですが、それがまた塩分の濃さで崩れそうになると、ナトリウムががんばって一定に保とうとしてくれます。

③栄養の消化や吸収をサポートする

ナトリウムがほかの栄養素と結びつくと、腸に吸収されやすくなったり消化を助ける働きがあるそうです。

消化や吸収も助けてくれるなんて、ナトリウム、大活躍です。

④神経伝達と筋肉の動きをサポートする

私たちが筋肉を動かすのには、電気刺激があって動かせるって知ってました?

脳から神経へ信号があって、ナトリウムとカリウムが入れ替わって起きる電気が、筋肉を動かす力になるそうです。

つまり、筋肉を動かすにはナトリウムは必要不可欠!ということです。

とまぁ、かなりざっくり説明してきましたが、ナトリウムの働きのすごさは伝わりましたか?

ナトリウムはかなりのマルチプレイヤー!まるでチームのエース的存在ですね!

そんなエースが、実際いなくなったら、、、

ガタガタとチームワークは崩れ、点を入れられまくり、あっという間に逆転、敗北、、、、なんてことにもなりかねません。

改めて言いますが、塩分のほとんどはナトリウム
ですから、塩分は私達の身体にとってなくてはならないもので、塩分不足により、様々な病気を引き起こしてしまうのです。

 

塩分不足で頭痛は起こる??

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結論からいうと、頭痛は起こります。

まず、さきほど説明したように、塩分が不足する=ナトリウムが不足すると、体には不調が続出します!

そのうちの症状の例をいくつか挙げますね。

貧血による頭痛

体は、体の中の塩分濃度を一定に保つようにコントロールをしています。

なので、塩分が不足したら、汗や尿と一緒に体の中からナトリウムが排出されてしまうことを防ごうとします。

貴重なナトリウムです。体の中に蓄えておきたいものです。

それと同時に、体の中にあるナトリウムの量に合わせて、水分量を調節して、塩分濃度を一定に保とうとします。

ということはですよ?

ナトリウムの量が少なくなると、水分の量も少なくなってしまう!!ということになるわけです。

体の中の水分量が減るということは、血液など体液の量が少なくなるということにもつながります。

血液の量が少なくなれば脳への酸素も供給量が減ってしまい、めまいやふらつきが起こる・・・。

これが、貧血によるめまい、ふらつきの原因です!
それに伴い、頭痛が起こりやすくなります

原因はまだよくわかっていないようですが、
血行不良により、脳への血液循環がうまく働かないため、だとか・・・。

肩こりや首こりによる頭痛

肩こりとは、はっきりした原因がわかっていないものの、血液の流れが悪くなって筋肉が緊張し、肩のだるさ、重さ、痛さがでることを指すようです。

塩分不足になって、血液の流れが悪くなると、酸素が全身にうまく行き渡らないために、筋肉が酸欠状態となります。この状態で筋肉を使うととても負担がかかります。

そうすると、老廃物や疲れがたまって、肩こりや首こりの原因になります。

肩こりから片頭痛が起きたり、緊張型頭痛が起こったりと、頭痛につながるわけです。

肩や首がこって、頭が痛くなるのはよくある話ですよね。
私自身も、すぐ肩がこって頭が痛くなります。。。

低ナトリウム血症による頭痛

低ナトリウム血症は、血液中のナトリウムが極端に少なくなった状態のことです。

その症状としては意識が遠のくような感じや、手足のむくみ、吐き気や頭痛などがあるそうです。

放置すると錯乱やけいれんが起きたり、ひどい時には昏睡状態から死に至ることも・・・!!!

怖いですねぇーー塩分不足は、甘くみてはいけませんね!

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こんな場合の頭痛には要注意!塩分不足が原因かも?

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①熱中症

汗を大量にかくと、塩分も一緒に排出され、体の中の塩分濃度が低くなります。

貧血による頭痛でも説明しましたが、体は、ナトリウムを体の外に出ないようにがんばります。

しかし、やっぱりどうしても汗や尿と出てしまいますよね。

自然とナトリウムの量は減ります。

ナトリウムの量に合わせて、水分の量も調節され、少なくなります。(濃度を保つため)

そのため、体の中の水分不足状態になって脱水症状や熱中症などが起こるそうです。

ただ水を飲むだけでは逆効果なんですね!
だから夏場には、塩分が含まれているスポーツドリンクや経口補水液が店頭にずらーーっと並んでるわけですね。

②ファスティング中

ファスティング(プチ断食)をすると、当たり前ですが、今まで摂取していた栄養分などは摂取できなくなります

すると、塩分が不足して、体が塩分濃度の調節をしようと、また水分をたくさん出してしまいます。

またまた体の中は水分不足になる・・・ということは?

水分不足になる=血液量も減る=貧血状態になる=頭痛が起こる

というように、頭痛が起こる可能性はあるそうです。

実際、私はファスティング中に軽い頭痛が起こりました。

その時、「塩を摂るといい」と知人に言われ、たまに塩をぺろっと舐めたりしていました。

まるで戦時中の子供みたいな気分を味わった感じでした(笑)

塩をなめたあとは、頭痛も軽減されて、ファスティングを成功させることができましたよ!

③ダイエット中

ファスティングと同じように、食事制限により、必要な塩分量も不足

そうすると、貧血につながり、頭痛が起こる原因になります。

このように、ファスティングやダイエットで食事制限する際には、塩分や栄養バランスもきちんと管理して行わないと、体調を崩してしまいます。

なんのためにダイエットをしているのか、という本来の目的を忘れてはいけません。

「キレイになるため」

私はいつもそう意識していますし、ダイエットしたりする人のほとんどはそう思っていると思います。

しかし、ダイエットして、すっきりとした自分の理想のスタイルになるために努力しているのに、体調を崩してしまっては、なんの意味もありません

不健康な体でいるとき、美からは遠のいてしまいますからね。

実際私は、数年間病気をしていました。
その当時の写真と、今の自分を見比べると、雲泥の差!!!!

あきらかに、顔が違いました。
顔はパンパンにむくんでいて目元も重たく髪の毛も細く薄くなり顔色もいつもくすんでいて。。。

それも、当時の食事に問題がありました。
塩分過多、塩分不足も大きく影響しています。

では、実際に1日に必要な塩分量はどのくらいなのでしょうか?

1日の食塩摂取量は?

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健康な成人の場合の1日の食塩摂取量

  男性 : 8.0g未満  女性 : 7.0g未満
 (2015年4月からの厚生労働省が勧める食塩摂取量の目安) 

だそうです。

私の場合は女性なので7.0g・・・・

って、具体的にどのくらいなのか調べてみたら

インスタントラーメン1杯 5~6g

親子丼1杯 3~4g

たらこ1腹 2~3g

私の大好きな食べ物で例を挙げてみると、こんな感じでした。

思った以上にすぐに塩分オーバーしてしまいますね!!!

昔の私は、インスタントラーメン食べて、そのあとにスープにご飯投入して、全部飲み干していた時も多々ありました。

しかも、それでお昼ご飯1食分。

朝は朝、夜は夜で、また食べるわけです。

それこそ、朝にたらこでご飯、昼にラーメン、夜は親子丼の時だってあったわけですから、

現に摂っていた塩分量は10g以上にはなっています。

おそろしや!!!!
そりゃむくんでパンパンになりますわ(笑)

現在の1日の食事の献立で塩分量がどんなものかざっと計算してみました。

(私が日ごろ作る食事です。よくある家庭の食事だと思うので、参考にしてみてくださいね)

 

【朝食】

ごはん

味噌汁(1.0g)

納豆(ほね元気だと1パック約0.6g)

小松菜のおひたし(お醤油少々で約0.5g)

     

【昼食(お弁当)】

ごはん

卵焼き(たぶん0.5gくらい)

ウインナー1本(0.3g)

小松菜のおひたし(朝の残り)

プチトマト

冷凍の鶏のから揚げ1個(0.3g)

     

【夕食】

オムライス(約2gくらい)

ベーコンと玉ねぎのコンソメスープ(ベーコンの塩分も含め約2g)

サラダ(ドレッシングで0.5g)

合計1日7.7g!!!!

おしい。

0.7gほどオーバーしてますね。

でも、そこまできっちり7g以下にしなきゃ!とは思ってないので、ストレスにならない程度に、”塩分量にはなるべく気を付ける”というスタンスでやっていこうと決めました。

なんでも、ストレスためるのが一番よくないですからね!
ストレスが不健康の一番の原因です。
・・・なんて、そんなゆるさも時には必要です。

まとめ

塩分は、体調を整えるために必要な栄養分

・摂りすぎもダメだけど、塩分不足もよくない

塩分不足によって起こる症状(熱中症、貧血、肩こりなど)から頭痛は起こる

1日に摂るといい塩分の量は、男性は8.0g未満、女性は7.0g未満

・あくまで、目安!オーバーしたら、次の食事は塩分控える、など自分で調整すればよし。

キレイになるには、まず健康でいなければなりません

健康だからこそ、やりたいことができるのです。
やりたいことができるって、本当に幸せなことです。

一番、自分がキラキラ輝ける源になると、私は思います。

健康でいるためにも、塩分量には気を付けていきましょう!!

こちらもどうぞ!

>>塩分と血圧は実は関係ない?知らなかった塩&減塩のホント!

>>塩分不足で眠気は起こる?実はそれ、かなり危険なサイン!


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