塩分と血圧は実は関係ない?知らなかった塩&減塩のホント!

「塩分の摂りすぎは高血圧になる」

私は今まで、なんの疑問ももたず、「へぇーそうなんだー」とその情報を鵜呑みにしていました。

病院でも、高血圧患者さんには塩分の少ない食事が出される、というのも知っていましたし、世間も「減塩運動」が盛んになっていて、塩分ってよくないんだという意識が植え付けられている人がほとんどだと思います。

実際私は味の濃いもの、塩辛いものが好きで、塩鮭も、甘口より辛口のほうが好きだし、明太子もなるべくしょっぱいほうが好き、ご飯のおかずも、ご飯がモリモリすすむようなガツンとした濃い味のほうが好きです。

なのに!一緒に住むパートナーに注意されました。

「そんなに塩分摂りすぎてると、体に良くないよ」

・・・・たしかに、塩分摂りすぎは体に良くない、という情報は私も知っています・・・・

が!!!

でも、それって本当?
塩分を控えめで料理をすると、おいしく食べたいのに、なにかこう、物足りなさを感じてしまって、せっかくの食事が楽しめない!

でも控えろって言われるし、体に良くないのかな・・・・う~~~~~ん。。。。。

そんなモヤモヤっとした、いやーな気持ちが、私が塩分と向き合うキッカケとなったのです(笑)

ということで、塩分の摂りすぎは高血圧になるのは本当か?
塩分と血圧の関係はあるのか、ないのか、いろいろ調べてみましたのでご紹介していきますね。

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塩分の量よりも、感受性の問題!?

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厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成26年調査の結果があります。

【高血圧患者数】   

平成23年       平成26年
906万7,000人  ⇒  1,010万800人

     約104万人増加

・・・あれ?増えてる!?
減塩運動が広がったから、高血圧になる人が減ってもおかしくないのでは?

と思いますよね。

じつは、高血圧の人でも「食塩感受性高血圧」「食塩非感受性高血圧」の2つにわかれるようです。

東京大学医学部の藤田教授の研究によると、次のようなことがわかっています。

食塩感受性(塩分の影響を受けやすい)の遺伝子を持つ日本人は20% 

食塩非感受性(塩分の影響を受けない)の日本人は50%

塩分と他の要因が組み合わさることで血圧に影響を受ける人が30%

なんと!

日本人の約半分は塩分の摂りすぎで血圧が変わることはない!」

といっているようなものですね。

この、食塩感受性高血圧になるかならないかは、遺伝が関係しているようです。

その遺伝子はまだはっきりとわかってはいないようですが、どうやら「肥満者」「ストレス者」食塩感受性高血圧が起こりやすい、ということが最近の研究で言われてきているようです。

なーんだ、塩分摂りすぎで高血圧になるって決まったわけじゃないんじゃん!
じゃぁ、どうしてそう言われるようになったの?

そんな疑問がわいてきますよね。

次はそれについて説明しますね!
むかしばなし風で、お楽しみください(笑)

 

塩分の取りすぎは血圧を高くすると言われていたのはなぜ?

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それは1954年。

今から62年ほど前のこと。

アメリカにダール博士という人がいました。

ダール博士が、「東北地方の人が脳卒中になりやすいのは、たくあんや塩鮭をたくさん食べていてるからじゃないか?」と言って、”脳卒中が多い=高血圧が原因=塩の摂りすぎ”ということになりました。

その頃の東北地方の人たちは、脳卒中で亡くなる人が多かったのです。

翌年の1955年。今度は、同じくアメリカのメネリー博士がある実験をしました。

それは10匹のネズミに、通常の20倍の塩を6ヵ月間与えるという実験・・・
人間に1日300gの塩を半年も与え続けるのと同じような、とても極端な実験だったようです。

結果、10匹中4匹が高血圧になりました。

「ほらやっぱり!塩を摂りすぎると高血圧になるんじゃん!」

という思い込みがまたたく間に日本中に大広がり。

それで今でも、「高血圧予防に減塩しよう!」「塩の摂りすぎは高血圧になるからやめよう!」と、語り継がれているのだとさ、めでたしめでたし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・って、ちょっと待ったー!!
と今なら止めに入る人もいそうな話ですよね。

私自身、この話を知って「あれ?あとの6匹は大丈夫だったの?てか、高血圧にならなかったほうが多くない?」と思ってしまいました。

いろいろ調べてみると、実際はたくあんや塩鮭による塩分の摂りすぎが原因ではなく東北地方の寒さと当時の家の構造に原因があったようです。

昔の農家の造りは、家の中にトイレがなく、外に別棟で造られていました。
普段はいろりのある暖かいところにいますが、トイレをする時は大変!

雪の積もったさむーーーい庭を通って、風がひゅーひゅー吹き抜けるところで服を脱いで用を足す。

じつはその、暖かいところから急に寒いところに行って起こる、極端な温度差が脳卒中になる可能性を高めていたのだとか。

しかも、その後の調査でも、地域別の住民の食事による塩分摂取量と高血圧になる可能性との関係性は見出されなかったようで、”塩分の摂りすぎ=高血圧”という説は否定されているそうです。

なのに、今でも当たり前のように”塩分の摂りすぎ=高血圧”が常識としてまかり通っていますよね。
そして、「減塩運動」が広まっています。

WHO世界保険機関が1日の塩分量の目標としている量は5g未満!
ラーメン1杯分ほどの量です。

少な!!!現代の日本での生活だと、その塩分量で抑えるのはなかなか厳しいのではないでしょうか。

そもそも塩は本来、ミネラルを補給するのに必要なものだったはずですが、現在使われている塩の多くはその役割を果たしていません。

むしろ、ミネラルバランスを崩してしまう原因のひとつになってしまっています。

それはなぜか?

私たちが口にしている塩は、「塩ではない塩」だからだそうです。

たとえば、スーパーでよく1kg100円ほどで売られている”食塩”

これは、約99%ナトリウムしか入っておらず、本来塩の中に入っているはずの人間に必要なカリウムやマグネシウムなどはほとんど含まれていません。

ナトリウムはしょっぱさが出せるので、「しょっぱいから塩ってことでいいだろう」と、ミネラルのことなどは無視され、低コストで大量生産できるのを理由に食塩ばかり作られるようになりました。

それで、今や私たちが口にしている「塩」と呼ばれるもののほとんどは食塩で、いわば、「塩ではない塩」を食べているのと同じことなのだそうです!

ではなぜ「塩」が塩化ナトリウムだらけの「食塩」になったのか、もっと詳しく説明しますね。
これまた、むかしばなし風で、お送りします!(←しつこい?(笑)

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「塩」が塩化ナトリウムだらけの「食塩」になったワケ

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むかーしむかし。
海に囲まれた日本では、海水を集め、煮詰めて天日干しすることで塩を作っていました。

そうやって作られた塩は、海の成分=ミネラルがたっぷり入っていました。
人々は、その塩を使い、毎日元気に暮らしてきました。

ところが。

戦争という悲劇が起こりました。
塩を作るのが難しくなり、その上、ほかの国から塩を買うには高すぎる、、、

しかし、このままでは日本中が塩不足で人々は倒れてしまう!

今までの作り方だと(海水を煮詰めて天日干しする方法)時間もかかるし量も全然間に合わない。

そこで新しい作り方として考えられたのが「イオン交換膜」という方法。
これは、電気の力を利用して塩分を集める方法です。

今までの作り方とは違い、すぐに、たくさん、どこでもできる、とてもいい方法だ!と考えられました。
ということで、イオン交換膜での塩作りに切り替わったのです。

が、しかし。

この方法には欠点がありました。
それは、海水にたくさん含まれているミネラルのうちの、ナトリウムくらいしか取り出せないということ。

カリウムやマグネシウムなど、他のミネラルは失われ、出来上がった塩はほぼ「ナトリウムの塊(塩化ナトリウム)」になりました。

その頃は、ミネラルのことはあまり詳しく知られていませんでした。

なので、しょっぱい味のする「ナトリウムの塊(塩化ナトリウム)」が「塩」として受け入れられ、作られるようになったのです。

もちろん、それに反対する人たちもいました。
昔ながらの塩の作り方を守ろうとする人たちが、工場で作る塩に反対しましたが、
日本では塩は専売されていたので、新しく作ることはできなかったのです。

こうして、今でも日本には「塩ではない塩」が塩化ナトリウムだらけの「食塩」として当たり前のように食卓に並び、外食やお店で作られ、売られている食べ物のほとんどが、この食塩を使って作られるようになりましたとさ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どうですか?
現代の塩がどういうものか、おわかりになりましたか?

ミネラル豊富!と思って口にしていた塩は、じつは本当の塩と呼ばれるものではなかったんですね。

少なくとも私は、塩に対しての正しい知識がなかったので、当たり前のように食塩を使ってましたし、実家でもそれが使われていました。

味も、濃い味が好みな家庭だったので、塩はわりとふんだんに使っていましたしね。
それに、よく使って消費の早い調味料なので、なるべく値段の安いほうがいいし、高い塩には見向きもしませんでした!

しかし、こうやって塩について正しい知識を得たので、考え方やとらえ方ががらっと変わりました。

「減塩をしましょう」と声をあげて言われているわけですが、塩はミネラルたっぷりでいい!

って話もよく聞くわりに、高血圧になるからダメだとか、塩を食べすぎると喉が渇くからよくないだとか、そういうマイナスな情報にばかり耳を傾けてしまい、なんとなーく、自分も減塩ブームにのっかっていました。

減塩しなければいけないと言われているのは、今、主要となって使われている塩化ナトリウムだらけの「食塩」だとナトリウムばかりが摂れすぎるから、なんですね。

食塩(ナトリウム)を摂りすぎないようにするには、どうすればいい?

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なぜナトリウムばかり摂るのはよくないか?
ナトリウムは体にいいんじゃなかったの?

そう思いますよね。
私も、別の記事でナトリウムの働きっぷりはすごい!とご紹介しています(笑)

詳しくはこちら>>塩分不足で頭痛が起こったワケ。私は塩分摂りすぎ!?それとも足りない!?

ナトリウムは、たしかに必要なミネラルであることには変わりありません。

しかし、ナトリウムと同様、カリウムもとても重要な栄養素のひとつで、そのカリウムと一緒に体の中の調子を整えているわけです。

それが、ナトリウムばかりが多くなってカリウムがおいついていない状態になると、体に不調が起こるようです。

ナトリウムとカリウムは同じくらいの量がいいらしいのですが、先ほどからお伝えしているように、食塩だとほとんどがナトリウムで、カリウムは摂りにくいのです。

だから、「減塩=食塩を控えましょう=ナトリウムを摂るのを控えましょう」って言われているんですね。

ナトリウムを摂るのであれば、カリウムも同じように摂るといいそうです。

カリウムは海藻類、豆類、野菜、果物など幅広い食品に含まれていますが、一番摂取しやすいのは果物らしいです。
リンゴやいちご、バナナなど、スーパーにもよくある果物たちなので手に入れやすいですね!

 カリウムが豊富な果物と含まれるカリウム目安量

    りんご 1個 234mg

    いちご 20粒 520mg

    バナナ 1本 324mg

    アボカド 1/2個 630mg

    すいか 1切れ 288mg

    桃 1個 306mg

また、塩化ナトリウムだらけの食塩」ではなく、しっかりミネラルの入っている「塩」をご家庭でも使うようにするといいようです。

ミネラル豊富の塩はどんな塩?

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まず、「良い塩」とはどんなものなのか、どう見分ければいいのかをご紹介します。

”水と塩を変えると病気にならない(新谷弘美 著)”という本に、このようなことが書かれていました。

スーパーで売られている塩には、このように製造方法などが書かれていて、そこをみて比べることができます。

製造方法をチェック!

【商品A】
製造方法
原材料名:海水(〇〇県、〇〇海)
工程:イオン膜、立釜、乾燥

低コストで大量生産するために用いられるようになった「イオン交換膜」
最も一般的な「塩」として使われているもの

【商品B】
製造方法
原材料名:天日塩(95% メキシコ)、海水(5% 日本)
工程:溶解、平釜、焼成

外国産の天日塩を溶解させ、にがりを加えて作った再生自然塩
イオン交換膜で作った塩に比べるとミネラルバランスは改善されているが、本来の海の塩からはまだかけ離れている

【商品C】
製造方法
原材料名:海水(○○県、○○海)
工程:天日、平釜

海水を原料にして作られた自然な塩

塩の実態を知ってしまったら、食塩よりも、ミネラル豊富な「良い塩」を使いたくなったわたくし。
どんなものが「良い塩」なのかチェックして、実際に買ってみました!

【前から家で使っていた塩】

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製造工程を見ると、「溶解」とありますね。
メキシコからの塩を溶解して、にがりを加えて再生された塩だそうです。
これも、他の食塩に比べたら良い塩だとは思います。

しかし、マグネシウム・カルシウム・カリウムの量が少ないことがわかります。

【新しく買ってみた塩 ”海の精”】

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裏の製品表示を見てみましょう。

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天日干しで作られていて、カルシウム・カリウム・マグネシウムもしっかり含まれている自然な塩だそうです。

そのお味はと言いますと。

塩だけを、ぺろっと舐めてみました。
食塩に比べて、味がやわらかい!!!

食塩を舐めると、「うーしょっぱい!!」と、塩辛さが口中に広がるのに対して、海の精の塩は、しょっぱいのだけどほんのり甘さがあって、口当たりがまろやかなような感じがしました。

まだ料理では試していないので、どう変化するかはこれからのお楽しみです!

まとめ

・塩分と血圧の関係は特にないらしい
・塩分摂りすぎで高血圧になるのは、食塩感受性がある人だけ!
・「塩分」というよりも塩化ナトリウムだらけの「食塩」の摂りすぎが、ナトリウムの過剰摂取につながって体に良くない
カリウムを摂るように心がけよう!
・家庭で使う塩を「良い塩」に切り替えてみるのがおススメ

やっぱり、本当の塩そのものはミネラルたっぷりで、生きていくのに絶対必要なものなんです。
誰もかれもがむやみに減塩すればいいってものではないってことがわかりましたね。
大事なのは、「どんな塩を摂ればいいか」を見極めることだそうです。

塩分に対しての正しい知識を身につけて、自分で体に良いもの、必要なものを取り入れていきましょう!

>>塩分不足で頭痛が起こったワケ。私は塩分摂りすぎ!?それとも足りない!?

>>塩分不足で眠気は起こる?実はそれ、かなり危険なサイン!


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