こんにちは!Lunaです。
年が明け、いよいよ寒波に突入!
風邪やインフルエンザにはかかっていませんか?
私は見事に、風邪をひきました。
くしゃみ、鼻水、咳で喉がやられ、声はガッサガサのおかまヴォイスな日々が続いております。
ところで、風邪や喘息で咳がしばらく止まらない、というのはよくありますよね。
しかし、風邪でも喘息でもなく、これといって身体に異常はないのに、咳だけが止まらない、という症状もあるのをご存知ですか?
数週間~数ヵ月、”風邪でもない謎の咳”が止まらない。
それは実は「ストレス」が大きな原因になっている可能性があります!
その咳は、自分自身からのSOSのサインかも!?
よくわからない咳が続いている方。
身体的にも辛いし、なにかの病気なんだろうか、、、と不安で精神的にも疲れてしまいますよね。
今回は、実際に私が体験した心因性の(ストレスによる)咳のお話をします!
人によって症状にも個人差はあると思いますが、よかったら参考にしてみてください。
(もちろん、まず病院で早めに診てもらうことをおススメします!)
スポンサーリンク
もくじ
風邪や喘息などの咳との違いは?その咳は心因性(ストレスによるもの)?
咳は咳でも、風邪や喘息によるものと、心因性のものとでは全然違います。
私は風邪をひいた時もよく咳が出るので、風邪の時とストレス性の時の咳の違いを身をもって知ることができました。
ではまず、心因性の咳はどんなものか?
詳しくご説明しますね!
心因性(ストレスによるもの)の咳の7つの特徴
主に私に現れていた咳の特徴はこの7つです。
②ほとんど日中に咳が出る
③集中している時は咳が出ない
④痰(タン)は絡まず、コホッコホッという空咳が数週間~数ヵ月続く
⑤咳止め薬・喘息の薬が効かない
⑥喉に痛みはなく、腫れていない
⑦病院の検査でも異常が見当たらない
①咳が出る以外、身体には異常はない
熱もないし、お腹も痛くない、吐き気もしない。
ただただ、咳が止まらない!!
咳だけが出続けて、腹筋や背筋、しまいには横隔膜まで筋肉痛になる、という問題は発生しましたが、これといって咳が出るような原因は不明。
身体的な異常は他にないというのが、心因性の咳の特徴的なところですね。
②ほとんど日中に咳が出る
寝ている時はほぼ出ません。
しかし、脳が寝ている状態から起きてくる時(夢を見ている途中から「あ、これ夢かな?」ってわかってくるような瞬間)から一気にゲホゲホ!!!と咳き込むことはよくありました。
それはまるで発作のよう!
呼吸困難で、このまま息ができなくなってしまうのではないか・・・と意識が遠のくほど酷い咳が出たこともありました。
③集中している時は咳が出ない
不思議なことに、日中に出る酷い咳も、なにかにグッと集中している時はまったく出ないのです!ピタリと止まります。
私の場合、ピアノをよく弾いていたのですが、演奏中は一切咳が出ません。
曲を弾き終えて、ふっと手をおろした途端ゲホゴホゲホッ!!と咳復活。
集中が途切れた、ということですね。
あまりに露骨に咳が出始めるので、ある意味おもしろかったですが・・・(笑)
咳を一時的に止めたい場合、なにかに集中することをオススメします。(※心因性の咳にかぎる)
④痰(タン)は絡まず、コホッコホッという空咳が数週間~数ヵ月続く
風邪をひいた時の咳って、よく痰が絡みませんか?
喉に痰がひっかかって、ウ、ウウンッッ!!と咳払いをしたりしますよね。
心因性の咳の場合、痰は出ないのです。
なので、痰が喉にひっかかっていたり、喉が炎症を起こしているから咳が出るわけではないんですね。
咳というのはそもそも、身体の中に入った異物を”吐き出す”行為です。
「異物が入ってるよ!こんな状態だよ!」と身体の異常をお知らせするサインとして痰が発生し、咳をしてそれを吐き出そうとするんですね。
心因性の場合、アレルギーや菌などの異物は特にない・・・なのになぜか咳が出る。
とても不思議なようで実はこれも、とても理にかなっている行為なのです。
(ストレスでなぜ咳が出るのか、その原因は後ほど!)
⑤咳止め薬・喘息の薬が効かない
薬はほとんど効きません。
私は実際、市販の咳止め薬から始まり、病院で出された咳止めの薬、喘息の薬、あらゆるものを服用しましたが、副作用が強いだけで、咳はまったく改善されず・・・。
飲み薬、貼り薬、吸入ステロイド薬、たくさんありました。
薬嫌いな私は、咳を止めるためだと思い、我慢しながら服用していましたが、副作用による手の震え、吐き気、めまい、悪夢にうなされ、「こんなに辛い思いをして薬飲んでるのに、全然効かないじゃん!!!」と、泣く日々もありました(笑)
⑥喉に痛みはなく、腫れていない
喉は全然痛くありません。
喉の状態的には赤くもなく、腫れてもいない正常な状態ですのでカラオケでも歌えるレベルです。咳さえ出なければ!
私は歌が大好きなので、歌いたい気持ちはいっぱいでした。
なのになぜか咳が止まらないので、歌いたいのに歌えない!
そんなジレンマが生じて、今思えばそれもストレス要因の一つになっていた気がします。
⑦病院の検査でも異常が見当たらない
耳鼻咽喉科、内科、呼吸器内科などにかかりました。
尿検査に血液検査、唾液の検査、呼吸機能検査(機械を使って肺活量を調べる喘息の基本的な検査)、それにレントゲン検査など、ほんとにたくさん診てもらいました。
しかし、どの検査でも”異常なし”という結果。
私の当たりが悪かったのか、どのお医者さんも「なんでしょうねー?咳喘息のようなものですかね、お薬出しておきますので、それで様子を見てください」と、同じような薬を出すばかり・・・。
薬を服用するも効かず、新たな薬をまた出され・・・の繰り返しで、正直、心も体も本当に疲れてしまいました。
最終的に行きついた病院で、喘息の薬を1週間分服用し、それがまったく効かないということを伝えたら、ようやくお医者さんから
「心因性(ストレスによるもの)ですね。心療内科に行ってください」
と言われ、私の謎の長引く咳に終止符がついたのでした。
スポンサーリンク
原因は心因性のもの!ストレスも大きく関わっていると判明!
長引く謎の咳=心因性(ストレスによるもの)の咳、という診断結果が出されました。
それで「あ~そうだったのか!ストレスか!なーんだ」と、とにかく原因がわかって安心して症状が和らぐ人もいれば、「やっぱりストレスだったのね!きっとアレのせいだわ!」と、様々なストレス要因を自覚し、そのストレスを軽減させて咳の症状も治っていく、という人もいます。
・・・・が。
私の場合、「これといってストレスの原因となることなんて特別ないんだけど?」
というストレス無自覚状態でした。
とにかく、心理カウンセラーのカウンセリングを受けることになり、咳の原因となっているものをもっと深く探っていくことになりました。
”自分がなにに対してストレスを感じているのか、まずそこを自覚していかなければいけない”ということで、カウンセリング療法がスタート。
そこでまず、ストレスと向き合うことになります。
ストレスってどんな時にかかる?
「世の中ストレス社会だ」とか、「〇〇のせいでストレスがたまる」だとか、人って日ごろから頻繁にストレスを感じることが多いですよね。
大半の人は”ストレス=嫌なこと”と思っているのではないでしょうか?
私も最初はそうでした。
だから、咳の原因として大きく関わっているのがストレスだと聞いても、「別に私嫌なことなんて特になかったですけど?」と、全然ピンと来なかったんですよね。
実は”ストレス=嫌なこと”だけではありません!
”自分の心や身体に受けるありとあらゆる刺激”がストレスの原因となるのです。
いくつか例を挙げてみましょう。
・学校のテストの点数が悪くて成績が落ちた
・友達や恋人と喧嘩をした
・忙しくて睡眠時間があまりとれず、寝不足だし、遊ぶ時間もない
・お金がない
これらはもちろん”嫌なこと”で、ストレスの原因になる可能性が高いです。
・大好きな恋人と、1日中一緒に過ごす
・待ちに待った遠足や修学旅行、海外旅行
・雪もとけて、だいぶ暖かくなったなーもうすぐ春だー
はい。
このように嬉しい楽しいワクワクドキドキだらけの、一見ハッピーなことたち。
これらも実は、ストレスの原因になると知ったときは驚きました!
”自分の心や身体に受けるありとあらゆる刺激”がストレスの原因になる。
つまり、嫌なことも、嬉しいことも、楽しいことも、あらゆる事柄がストレスの原因となるのです。
しかし人によって、それがストレスとして不快なものになるか、ならないか、また、ストレスが大きくかかっているか、全然問題にはならないか、その度合いも様々なようです。
上司に怒られても「ま、いっか!」とすぐに切り替えて違うことを考え出す人もいれば、
「あーー怒られた・・・明日会社行きたくないな・・・また失敗したらどうしよう・・」
とずっとそこに固執して考え込んだり、不安を感じたりする人もいます。
どちらがストレスが大きいか、わかりますよね?(笑)
私はもちろん、後者タイプでした。
ちょっとしたことで落ち込んだり、不安を感じて緊張したり。
でもそれで、「自分は今、ストレスを感じている!!!」と自覚したことはほとんどありませんでした。
自覚がないまま、会社や友人との人間関係だけでなく、自分の身に起こる環境の変化などでも、知らず知らずにストレスがかかっていたんですね。
この、「自覚のないストレス」。
咳の正体は、まさにコレだったんです!!
スポンサーリンク
なぜストレスが原因で咳が出るの?
さきほど「咳は身体の中に入った異物を”吐き出す”行為」だとご説明しましたが、まさにその通りなんです。
ストレスがたまるということは、心や身体にずっと刺激をあたえ続けられていて、不安や緊張が持続しっぱなし、ということです。
その状態がずっと続けば、心がどんどん疲れていってしまうんですね。
心を疲れさせる原因となるストレス、これもつまり”異物”となるわけです。
異物は吐き出さなければいけません。
本来なら人は、ストレスがたまってきたと感じた時、”ストレス発散”という方法を使って、ストレスを軽減させます。
同僚と飲みに行って上司の愚痴を言い合ったり、おいしいものを食べて楽しい気分にさせたり、友達と遊んだり旅行に行ったりして嫌なことを忘れたり。
ストレス発散の方法は人によっていろいろありますし、特に正解はありませんので、その人がスッキリしたりストレスが軽減されればそれでOKです。
ここで問題になってくるのが、私のように「自覚のないストレス」をかかえる人です。
そもそも自分がストレスを感じていることに気がつかないので、ストレス発散したいなーとすら思わないんですよね。
だからストレスは知らない間にどんどんたまっていき、本人が気づかないほど、心に負担をかけてしまっているのです。
「ヤバイ。このままストレスがたまれば、心が疲れきってしまう!!気づいて!!」
ということで、”咳”が出るんです。
まさに、自分自身からのSOSのサインです。
咳は一種の防衛反応になっているわけですね。
それ以上、自分自身がボロボロになっていかないように・・・。
咳を治すにはどうしたらいい?
治すための一番の近道としてはゆっくり休むこと、だと思います。
私の場合は、長引く咳はいつも気づかないうちに治っていることがほとんどだったので、こうすれば治る!とはっきりした解決策を提案することはできません。
放っておけば治る、とも言えますが、ずっと咳が出るのはやはり身体に負担がかかりますし、まわりの人にも心配や迷惑をかけることになります。
心因性の咳が出る場合は、自分でも気づかないうちに心に負担がかかっているという状態です。
自覚がないので受け入れにくいかもしれませんが、自分自身からのSOSのサインをちゃんと受け取ってあげてください。
心と身体は繋がっているんです。
心が疲れて、身体がそれを訴えているんです。
おもしろいものですね!
身体はとっても正直で、人にはきちんと防衛反応が備わっていて自然とそれが働くのです。
ですから、咳を治すには
「今の自分になにか無理がかかっていないかな?疲れているのかな?」
と自分を気にかけてあげることが、まず第一に大切なことだと思います。
余談ですが、咳を治す、もしくは、咳が出なくなるための根本的な部分を治すこともできます。それは、「考え方」です。
私は結局、数年間心理療法を受けました。
それで、自分の考え方や性格、自分に起こる問題の原因など、様々なことと向き合い、最終的には自分の考え方ですべてが大きく変わる、という答えを見つけることができました。
考え方次第で、咳も出なくなるし、ストレスも減るし、楽しさが増えて毎日を楽しく生きることができます!
そのお話は、またの機会にしますね!
まとめ
・風邪でも喘息でもないのに咳が長引く場合、心因性(ストレスによるもの)の咳の可能性がある
・心因性の咳の特徴は主にこの7つ
①咳が出る以外、身体には異常はない
②ほとんど日中に咳が出る
③集中している時は咳が出ない
④痰(タン)は絡まず、コホッコホッという空咳が数週間~数ヵ月続く
⑤咳止め薬・喘息の薬が効かない
⑥喉に痛みはなく、腫れていない
⑦病院の検査でも異常が見当たらない
・心因性の咳が出る人は、自分でストレスを自覚できていない場合が多い
・身体に特に異常が見当たらないのに咳が出る場合は、心が疲れていてSOSのサインになっているので、自分に今ストレスがかかっていないか、無理していないか、自分自身と向き合う必要がある
私は昔から、この心因性の咳に苦しんできました。
咳って、本当に辛いですよね。
もし今、原因がわからないけど咳が長く続いて苦しんでいる方がいたら、この記事を参考にしていただけると幸いです。
でもまずは、お医者さんにきちんと診ていただいてください!
もしかしたら心因性ではなく、もっと違う病気の可能性だってありえますし自己判断は危険ですので、とにかくまずは病院に行きましょう!
くれぐれも、自分自身を大切に。
お大事にしてください。
こちらもどうぞ!
はじめまして。
私もストレス性の症状を持ってるので、あるある!と共感しました。
私は吐き気として現れます。でも、集中してると出ません。
ストレス性だと自分でもわかっていたので気持ち悪い時にジョギングに出たことがあります。
走っている間は収まっていて、走り終わった直後に吐き気は復活していました。
これ、人によってはぎっくり腰のような強力な腰痛として現れたりするんですよね。
腰痛持ちじゃないのに『幸せの腰痛学校』(TMS関連の本)という本を読んで泣いてしまいましたよ。現れている症状以外は全く同じだったので。
こちら関係の症状への対応がもっと広まるといいなと願っています。
いろんな病院へ行ったり、薬が効かなかったり副作用がつらかったりするのはつらいですもんね。