体温が低いと自律神経が乱れる?気をつけたい3つのポイント

あなたの平熱は何℃くらいですか?

36℃以上ありますか?

体温が低い方、体のだるさを感じていませんか?

 

最近は体温を測ることも常習化してきましたが、体温の低さは体の不調にもつながります。

自律神経が乱れたり、免疫力の低下や太りやすい体質になるなど、様々な不調が起こりやすくなります。

 

そこでこの記事では、体温が低いとなぜ自律神経が乱れるのか、体を冷やさないために気をつけたい3つのポイントなどをご紹介します。

体温が低くて体の不調を感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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体温が低いと起こりやすい不調は?

体温が低いと、体に様々な不調が起こりやすくなります。

どのようなものがあるでしょう?

①血行不良、自律神経の乱れ
②免疫力の低下
③太りやすくなる
④不眠やうつ病など

 

血行不良、自律神経の乱れ

”体温が低い”ということは、”血液が全身を十分にめぐっていない”ということになります。

血液は常に全身をめぐり、細胞に酸素や栄養分を送り、その栄養などを使って代謝を行い、体温を保っています。

 

しかし、血液がうまくめぐらなくなると、細胞に栄養が届かなくなり、代謝が進まなくて体の温度はどんどん下がってしまいます。

また、本来なら血液によって運び出される老廃物も血管内にたまってしまいます。

すると、ますます血液のめぐりが悪くなります。

このような血行不良から、体の冷えにつながります。

 

体の冷えは、自律神経の働きも悪くしてしまいます。

自律神経が乱れると、全身のだるさや肩こり、頭痛、めまいなどが起こりやすくなります。

 

詳しくはこちらを参考にしてみてください。

>>季節の変わり目は自律神経が乱れる?食べ物で整えるためには

 

免疫力の低下

体温が1℃下がるだけで、免疫力も同時に低下します。

健康な人を対象にした実験で、「体温が高い人のほうがリンパ球の数が多い」という結果も出ています。

 

リンパ球ってなに?

細菌やウイルス、ガン細胞などから体を守ってくれる、白血球の中にある細胞

 

”ナチュラルキラー細胞”という言葉を聞いたことがあるでしょう。

これもリンパ球のうちのひとつの細胞で、ガン細胞と戦ってやっつけてくれる働きがあります。

体温が高くてリンパ球が多い人ほど、病気にやガンになりにくいと言われています。

 

③太りやすくなる

例えば、お肉料理をしたあとの放置したフライパンや、食べ終わったお皿を思い出してみてください。

”冷えて固まった油”がありますよね?

体が冷えると、これと同じことが自分の体の中でも起きてしまいます。

 

体の中の脂肪が冷えて固まり、血液のめぐりがさらに悪くなります。

脂肪はエネルギーに変えなければたまる一方ですが、体温が低いと代謝も悪くなるため、太りやすくなる可能性も高いです。

それを防ぐためにも、体温を高く維持することが重要です。

 

不眠やうつ病など

うつ病心のトラブルを抱える人のほとんどが、冷えた体をしている傾向があります。

人間は、一定以上のレベルのストレスにさらされると、アドレナリンやノルアドレナリンというホルモンを大量に分泌するようにできています。

 

例えば、緊張すると体がこわばって手足の先が冷たくなる、これはホルモンが働いて起こる現象です。

全身の血管が縮んでしまうため起こります。

その状態がずっと続くと、安心感や幸福感を与えてくれる”セロトニン”というホルモンが作られにくくなります。

 

セロトニンが不足すると不眠症やうつ病になりやすい傾向があります。

体温の低さと心の問題も、実は関係しているんですね。

 

 

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気をつけたい3つのポイント

 

 

①体温は36℃以上を意識する

②冷たい飲み物を避ける

③甘いものを控える

 

1.体温は36℃以上を意識する

まず、体温を測ってみましょう。

36℃以上、特に36.5℃以上が健康を維持しやすい体温です。

36℃もない方や、起きたときに布団の中で体を触ってみて、わきの下よりお腹や太もも、二の腕などが冷えている方も要注意です。

 

「体温って、自分で変えられるものなの?」と思ったりするかもしれませんが、生活スタイルや体質が変われば体温も徐々に上がりやすくなります。

例えば、

 

●お風呂から上がったらすぐに服を着る

●上に羽織るものを必ず用意して出かける

●3首(首・手首・足首)を温める

 

などちょっとしたことも冷え対策に繋がりますよ。

 

2.冷たい飲み物を避ける

できるだけ冷たい飲み物は避けて、温かい飲み物や常温のものを飲みましょう。

特に夏場は、冷たい飲み物を一気に飲みたくなりますよね。

キンキンに冷えた生ビールや炭酸飲料などが飲みたくなるかもしれません。

しかし、体を冷やしてしまい、代謝の低下から太りやすさにもつながります。

冷たい物を飲んだあとは、しっかり体を温めましょう。

 

3.甘いものを控える

飲み物と同じく、食べ物も体の冷えに大きく関わってきます。

その中でも、白砂糖を用いた甘いものは体を冷やす原因になります。

 

白砂糖を食べることで、血糖値が急上昇して急降下します。

その急降下の時に、体温も一緒に低下してしまいます。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

>>冷え性の原因になる白砂糖。冷えるワケはこの3つ!!

 

上記の記事では、「体を冷やさない食べ物・冷える食べ物」などもご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

・体温が低いと体に不調が起こりやすくなる

・血行不良、自律神経の乱れ、免疫力の低下、太りやすさ、不眠やうつ病など

・体温は36℃以上を保つのが◎

・体を温める、冷たい飲み物や甘いものを控えることがポイント

 

これからどんどん寒くなる季節。

体を冷やさないよう、温める意識をしてみましょう。

 

こちらもどうぞ

>>岩盤浴の頻度は?冷え性が知っておきたい岩盤浴の効果

>>季節の変わり目は自律神経が乱れる?食べ物で整えるためには

 

《今回参考にしたもの》

冷え取り★美人 著者:川嶋朗(東京大学医科大学付属 青山自然医療研究所クリニック所長)

「腸を温める」と体の不調が消える 著者:松生恒夫


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