怖いお話はお好きですか?
今回は、白砂糖にまつわるこわーーい話をします。
砂糖断ちをしたい時にはこの記事を読んで、白砂糖の恐ろしさを自分の中に植え付けて、甘いもの欲に打ち勝ちましょう!
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もくじ
~第一話 まさにホラー!老化の原因「糖化現象」~
「糖化」って聞いたことありますか?
正直、私は初めて知りました。
「酸化」はよく聞いたことがありますよね。
酸化して錆びる・・・とか。
美容でも「アンチエイジングに必須!抗酸化作用!」とかうたっている化粧品は多いですし、人間も、細胞が酸化することで老化につながる、と有名な話です。
では「糖化」というのはどういう現象か?
イメージするとわかりやすいです。
こんがり焼けたパンケーキ。おいしそうですよね。
この焼き色が、おいしそうに見せるコツです。
なぜ焼き色がつくのか・・それは、パンケーキに使う小麦粉や牛乳、卵などのタンパク質と白砂糖が合体して、加熱することによってこんがりと色がつく、という仕組みらしいです。
これは、メイラード反応とも言って、焼き色をつけておいしく見せるには効果的だし、わざと焼き色をつかせるために、使う砂糖も料理によって選んで使ったりすることもあります。
砂糖の種類はこちら!>>どの料理にどの砂糖?砂糖の種類と特徴を知っておいしさUP!
この「糖化」も、実は人間の体の中でも起こるそうなんです!
パンケーキを、人間の体で置き換えてみましょう。
食事で糖を摂って、体の中のタンパク質と糖が合体。
加熱=体温によって焼き色がつく・・・・それがシミ・お肌のくすみなど老化の原因になっているのです!!!
その糖化現象が引き起こす老化を少し挙げますと・・・
・お肌のくすみ
・ハリがない
・頬や顎のたるみ
・シミ
・目じりのシワやほうれい線
・お肌のかさつき
ああああああああ怖い怖い!!!!!
まさに!老化と言われる問題が勢ぞろい!
糖化現象がその原因だったんですね。
恐ろしい!!!!!
そして、糖化は毎日進みます。
食事を摂るだけで糖はいろんなものに入っていますからね。
甘いものだけではなく、ご飯やパン、パスタなどの主食にももちろん入っています。
それにプラスして甘いものをたくさん摂ると、その分糖化がスピードアップ!
年齢のわりにお肌がキレイな人と、そうでない人の差は、糖化のスピードの違いが原因とも言われています。
~第二話 骨をも溶かす、白砂糖の威力・・・~
「そんなにコーラ飲むと、骨が溶けるよ!」
子供のころ、よく母親に言われました。
当時は純粋だった私は「え!?骨が、、溶けちゃうの??」と信じて、ほとんどコーラを飲みませんでした。
現在の私は「コーラ飲んだくらいで骨溶けるとか、どんだけ骨もろいんすか(笑)そんなん嘘やろー」と、たまにコーラも飲みます。
・・・・が。
知ってしまったのですよ。白砂糖の恐ろしさを!!
コーラの中には角砂糖が約10個分入っています。
角砂糖は、グラニュー糖が固まってできたようなもの、と思っていただいてけっこうです。
グラニュー糖は、白いですよね?グラニュー糖だけでなく、普段家でもよく使っているであろう上白糖なども。
なぜ白いかご存知ですか?
砂糖は、サトウキビなどを搾って煮詰めて作られます。
そのときに、「糖だけを残そう!あとはいらないよ!」ということで、糖以外のミネラルやビタミンは不純物として取り除かれます。
どんどんどんどん取り除いて、真っ白でキレイな白砂糖が完成!
完成された白砂糖は、糖質が99%以上!ほぼ完全なる糖です。
栄養素は100gに炭水化物が386kcal・・・・のみ!
あとはほんとにキレイさっぱり取り除かれています。
”炭水化物の塊”とか”栄養のないカロリー食品”と言われてしまうのもしかたないですね。
そこで、「白い砂糖=栄養はない」と頭に置いておきましょう。
さて。
人間の体は基本的に弱アルカリ性でできています。
アルカリ性の食べ物は、野菜(大根・トマト・ニンジン・ジャガイモなど)や納豆、味噌などがそうです。
反対に酸性の食べ物は、肉、魚、牛乳、米、果物、そして砂糖など。
体は弱アルカリ性なので、アルカリ性を摂りすぎたら酸性をプラスして中和し、酸性を摂りすぎたらアルカリ性をプラスして中和して・・・
このように、バランスをよくして弱アルカリ性に保ちます。
だから、「肉ばっかり食べてないで、野菜も食べなさい!」って言われるのは、正しいんですね!
お肉=高級だから、母親がケチってそう言っているんだと思ってました。(ゴメンね!)
話は戻しまして。
もし、白砂糖だけをたくさん食べたとすると、体の中は酸性が増えますよね?
この、酸性を中和するときに一番使われるのがミネラルのひとつ「カルシウム」です。
あれ?カルシウムが必要だというのに、白砂糖にはカルシウムなんて入ってないぞ?
ということに気づきましたか?
カルシウムが足りないので、中和するために必要なカルシウムは骨や歯から溶かして使います。
これが、コーラの飲みすぎ=白砂糖(甘いもの)の摂りすぎ=骨が溶ける!
というお話になったのです。
骨がもろくなるとダイエットするのも大変ですよ!
私のように、「ダイエットするぞ!」と意気込んだはいいものの、数日ジムでランニングしただけで疲労骨折したりしますから・・・。
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~第三話 白砂糖が「麻薬」と言われるワケ~
甘いもの依存症、甘いもの中毒になっている人は、世の中にたくさんいます。
もはや、甘いものがなければ生活できない!とまでなってしまう、、、それは、まるで麻薬がもたらす禁断症状のよう。
なぜそうなるのか?
まず、人間の体は血糖値が上がると気持ちも上がって、体も元気になります。
↓
あまーい!テンションUP!ひゃっほーい!
と一時的に元気になりますが、急激に上がったものは、急激に下がります。
↓
あぁ・・・なんか疲れたな。だるいわ。甘いもの食べて元気出そう・・・
↓
甘いもの食べてリフレッシュ!
↓
あまーい!テンションUP!ひゃっほーい!
↓
あぁ・・・なんか疲れたな。だるいわ。甘いもの食べて元気出そう・・・
これを繰り返していくと、どんどん精神的に崩れていき、自分で感情がコントロールできなくなってしまうのです!
自分でコントロールができない。
それが、禁断症状。だから、白砂糖は麻薬のようなものだと言われるんですね。
自分で感情をコントロールできないって、ほんとに怖いですよ~。
ちょっとしたことでキレやすくなったり、ずっとイライラしていたり、うつ病にも大きく関わっています。
実際、私の身近にもそういう人がいました。
毎日食事はろくに摂らないのに、甘いものはやたら欲しがる。
「あぁ、、頭が重い。体がだるい。元気が出ない・・」
とばかり言っているので、
「ちゃんとしたご飯食べないからじゃん!ご飯とか野菜とかお肉とか、バランスのいい食事摂りなよ!」
と言っても、「ご飯とかそういう食事は摂ると太るじゃん。だから要らない。ただ、甘いものを少し食べればそれでいい」
と言って、お腹が空いたらケーキやチョコレートなどのお菓子を食べていました。
太りたくないから食事を摂らない、その代わりに甘いものを少し食べる。
でも、たまに食欲もコントロールが効かなくなって、ドカ食いに走って普段の3倍くらいの量を食べて、自己嫌悪に陥って、気分が下がる。
甘いもので元気を出そうとする。
甘いものを食べる、一時的にテンションUP、すぐ落ちる・・・と、負のスパイラルそのものです。
ちなみに、その人もうつ病になっていました。
~第四話 肥満のスパイラル!?~
負のスパイラルに続いて・・
肥満になる仕組みはご存知ですか?
知らない方のために、ざっくりまとめました。
①食事を摂る(ご飯やパスタ、パンなどを主食としていろいろ食べたとします)
②ご飯やパンなどの炭水化物や、他のものから糖質を摂ると、血液の中にブドウ糖がばぁーっっと大量に出される(血糖値上昇)
③血糖値があがりすぎないように、インスリン(ホルモンのひとつ)が「おまかせあれ!糖分処理しまーす!」と、エネルギーとして使われるものとグリコーゲンや中性脂肪とに分解する
④グリコーゲンや中性脂肪は、エネルギーの予備として体の中に貯蔵される(予備軍と名付けましょう)
⑤「出動命令はまだか!?」と、予備軍は構えているのに、最近の人の食生活は豊かすぎて、エネルギー不足になる気配なし
⑥「え。オレらの出番、なくね?」とすねる予備軍
⑦「まぁまぁまぁまぁ!せっかくエネルギーとして作られたんだし、もったいないからそこに居てよ!」と、インスリンがなだめて、予備軍を体の中に居させる
⑧運動などでエネルギー(予備軍)を使うことがないまま、また食事を摂る
このあとはおわかりでしょうか?
そうです。
運動などで体を動かして、エネルギー燃焼をしようとしない限り、出番のない予備軍がわんさかたまっていくことになります。
これが肥満になる仕組みというわけですが、ここに白砂糖を加えるとですよ?
糖質が一気に増えるわけです。
そうすると、血糖値が一気に上がりますよね。
またインスリンが糖分処理をがんばるんですけど、なんせエネルギーが使われなければ、予備軍はたまるばかり!
そうやって、肥満ができあがっていくのです。
だから、(白砂糖などが使われている)甘いものを食べると太りやすくなる、ということですね!
~第五話 悪玉菌を増やす、白砂糖の魔の手・・・~
「腸は第2の脳」と言われるくらい、腸は超大事なんです!腸だけに・・・・
なんて、寒気を起こさせたところで、さらに寒くなるような怖い話をしましょう。
腸の中には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌という細菌がいます。
腸内環境がいいときというのは、善玉菌が多いときです。
腸の動きを活発にして、便秘や下痢を防いで体の中から悪いもの(有害物質)を出してくれます。
そうすると、体の免疫力も高まるし、お肌もキレイになります。
反対に、悪玉菌が多いと、便秘や下痢になり、体の中に悪いもの(有害物質)がたまって、それが原因で肌荒れが起こります。
実は、腸もどんどん老化していくのです!
老化って、どうしても見た目だけで判断してしまいがちですよね?
顔が老けたとか、体のラインがたるんできた・・・とか。
その、見た目に現れる老化はつまり、腸が老化しているということにもなります。
腸の老化を早める悪玉菌。それを増やす原因のひとつになるのが白砂糖なのです!
白砂糖は、悪玉菌のひとつ「カンジタ菌」というカビ菌のエサになってしまうので、悪玉菌がどんどん増えるのです。
たとえば、ヨーグルトなどを食べて善玉菌を増やして腸内環境を整えようとしても、ヨーグルトは甘いほうが食べやすいわ!といって白砂糖を入れて食べたりすると、まったく意味がないことになってしまいます。
頭の中で、イメージしてみましょう。
甘いものを食べて、白砂糖が腸内で悪玉菌のエサとなり、どんどん腸内環境が悪くなっていくことを・・・。
それは便秘につながり、病気や肌荒れにもつながります。
そうなったとき、あなたは笑顔でいられますか??
腸の調子が悪いと、精神的にも不安定になります。
キレイになって、明るく楽しく笑顔で生きたい!と望むなら、甘い誘惑に負けてはだめです!!
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逃げ道も必要!砂糖断ちがストレスにならないためには
甘いもの依存になっていると、「甘いもの食べちゃいけない、わかってる。けど、食べたい、、、」という葛藤がストレスになって、余計に甘いものが欲しくなってしまいます。
最初からいきなり「お菓子は断固食べません!!!」とできたらいいですが、とにかく中毒性がある白砂糖です。
あまり飛ばしすぎないほうが、砂糖断ちしやすいと思います。
そこで、逃げ道を少し作っておく、という方法があります。
まず・・・
■飲み物だけは砂糖抜きのものにする
清涼飲料水や炭酸飲料などは、思っている以上に白砂糖が大量に含まれています。
(コーラの例でわかるように、缶コーラ1本で角砂糖約10個分も!!)
まずは、そこからやめてみましょう。
のどが乾いたら、良い水を飲む。
もしくは、無糖の飲み物(カフェインの入っていない麦茶など)を飲むように心がけましょう。
毎日清涼飲料水で水分補給をしていた人だと、それだけでもかなりの白砂糖カットになります。
そこから少しずつ、お菓子類もケーキやチョコレートなどの甘いものから、果物やドライフルーツなど、自然な甘さのものに切り替えていきましょう。
私が最近気に入っているお菓子は、カルビーのベジップス(さつまいも&かぼちゃ)です。
これ、砂糖が使われていなくて、さつまいもとかぼちゃの甘さを活かしたお菓子なんです!
使っているものは、さつまいも・かぼちゃ・植物油だけ。
変な添加物なども入っていないし、個人的にはオススメです!
■友達や会社の人たちなどとのお付き合いの場ではスイーツOKにする
たまには息抜きも必要です。
毎日毎日、大好きな甘いお菓子を我慢してるんです。
友達や会社の人たちと、カフェやレストランで楽しくおいしいスイーツを食べる。
そういう時間も必要だと思います。
ご褒美ってことでいいじゃないですか(笑)
「甘い!砂糖断ちと言ったら、まったく砂糖は摂らないんだ!」とがんばれる人はそれで問題ないと思います。
私だったらそれじゃ続かないと自分でわかっているので、あまり無理せずに、たまの息抜きもしますね。
交流関係が多くて、毎日誰かとお食事に行く、という人は・・・・う~~ん。
そもそも、外食の頻度を減らしたほうがいいと思います!(←なげやり
どうしても甘いものが食べたい!そんなときは・・・
「甘いものがほしくてどーしようもないんだーーーー!」
そうなりますよね、大好きな甘いものが食べられないのはつらいです。
でも!
すべては自分のため!とにかく白砂糖はがんばってやめましょう!
その代わりに、果物やドライフルーツで我慢しましょう!
果物も糖分がたくさん入っていますが、白砂糖のような糖分ではなく、ミネラルや食物繊維も含まれています。
ただし、糖分は糖分ですので摂りすぎはいけません。
糖度の高いものばかり食べるのはやめましょう。
1位 ブドウ
2位 柿
3位 メロン
4位 りんご
5位 梨
反対に糖度の低いものは柑橘類(みかん・グレープフルーツなど)やイチゴ、桃などがありますので、なるべく糖度の低いものを選ぶように心がけるといいですね!
あとは、白砂糖の代わりになる甘いものというと、はちみつやメープルシロップがあります。
はちみつやメープルシロップは、甘みが強いので白砂糖より少量ですみますし、ミネラルも入っています。
料理などで砂糖の代わりに使うこともできますよ!
まとめ
・白砂糖はシミやお肌のくすみ、シワ、ほうれい線などの老化の原因となる「糖化現象」を引き起こす!
・白砂糖には栄養は入っていないうえに、カルシウム不足になるきっかけとなり、骨や歯がもろくなる可能性もある!
・白砂糖を摂りすぎると、血糖値が急上昇して急降下する。
それが、精神的に不安定な状態になり「うつ」の原因にもなりうる!
・糖分の摂りすぎは肥満のもと!糖分は甘いお菓子だけに入ってるわけではなく、ご飯やパンなどにも入っているので、お菓子などからの糖分は摂る必要はない!
・白砂糖は悪玉菌を増やす存在なので、腸内環境が崩れて便秘や下痢、病気や肌荒れの原因になる!
・砂糖断ちを成功させたかったら、まず飲み物の砂糖断ちからスタートしよう!
・たまには逃げ道も必要
・甘いものがほしかったら、果物やドライフルーツ、はちみつ、メープルシロップで乗り切ろう!
・ストイックになりすぎず、ストレスを溜めない程度に!
砂糖断ちは、自分の健康のため、美容のためですよね?
これだけ白砂糖の影響や砂糖断ちについて書いていますが、私は健康や美容には「ストレス」もとても大きく関わってくると思っているので、砂糖断ちをすることによってストレスがかかりすぎるなら、もはやしなくてもいいと思っています(笑)
すでに病気になられて砂糖断ちをしなければいけないという人は別ですが・・・。
基本的になんでも、”楽しんでやれない=ストレスがかかる”のであれば、やらなくていいと思います。
いかに”(砂糖断ちを)楽しんでやれるか”
これが砂糖断ちの一番の成功法かもしれませんね。
「砂糖断ちすれば絶対変わる!健康になる!キレイになれる!」
ほら。こんな風に、砂糖断ちしてよくなった自分をイメージすると、わくわくしてきませんか?
白砂糖の怖さを理解した上で「じゃぁそれをしなければ良くなる!」とポジティブに考えて、楽しんで砂糖断ちができるといいですね!
その他の詳しい話はこちら!