「1日1個のりんごが医者を遠ざける」
「りんごが赤くなると医者は青くなる」
といった言い伝えがありますよね。
りんごを1日1個食べると、病気になりにくく、お医者さんにかかることがなくなる、という意味です。
りんごはとっても体にいい果物で、しかも健康だけでなく美容にもいいのだとか!!
美肌やダイエットにもつながる、なんて聞いたらついつい食らいついてしまうわたくし。
なぜそんなに「りんごは体にいい」と言われるのか、気になったので調べてみました。
するとどうやら、りんごがもたらす整腸作用が健康にも美容にもとても効果的なんだそうです!
調べてまとめているうちに、りんごの効能のすごさを知って思わずりんごを買ってきてしまいました(笑)
効果的な食べ方も一緒にご紹介しますので、参考にしてみてくださいね!
これを読めば、あなたもりんごが食べたくなる・・・・・。
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もくじ
りんごの効能!整腸作用のカギはアップルペクチン
まず、”整腸作用”と聞くと、”便秘を改善してくれるもの=食物繊維”を思い浮かべる方が多いかと思います。
食物繊維はカロリーがなく、腸内に生息している善玉菌のエサになって、善玉菌を増やし、腸内をきれいに掃除するのにとても大事な役割をしています。
そんな食物繊維は「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性食物繊維
水に溶けるとゼリーみたいになり、消化や吸収を助ける。コレステロールにくっついて排出される。
不溶性食物繊維
水に溶けず消化されにくい。水分を吸って膨らむため満腹感が得られる。
りんごには、どちらの食物繊維も含まれています。
一時期、「りんごダイエット」がブームになったのも、不溶性食物繊維が満腹感をもたらして、それがダイエットにつながるという考えからそうなったようですね。
しかし不溶性食物繊維は、便を増やしてくれるものの水分をとらないと硬くなって、かえって便をつまらせてしまい便秘につながる可能性もあります。
野菜はたくさん食べているのに、便秘が解消されない・・・というのは、水分が足りていないことが原因ということにもなります。
その点、りんごは水溶性食物繊維も多く含まれています。
その成分は”アップルペクチン”と呼ばれ、他の食物繊維よりも優れているという研究結果も出ているようです。
アップルペクチンは、皮にあり!
他の果物でも「皮に栄養がある」と言われたりしますよね?
りんごも同じく、実は皮に一番食物繊維(アップルペクチン)が含まれているんです!
なんと、りんご1個分の皮を捨てる=レタス1個分の食物繊維を摂り損ねたことになるというので驚きです!
セロリだと2本、納豆だと1パック分捨てているのと同じことになるのです。
皮に含まれるのは食物繊維だけではありません。
カルシウムやビタミン、鉄、カリウムなども含まれているので、やはり皮にたっぷり栄養があります。
なので、りんごも皮ごと食べるのが、一番効率よく効果的な食べ方なんですね!
(皮ごとでも食べやすい食べ方を、後ほどご紹介します)
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りんごの整腸作用で便秘解消!
「お肌は内臓の鏡」と言われているのをご存知ですか?
食べ物を食べる
↓
栄養を吸収する
↓
体の中に生まれた毒素やいらなくなった食べ物のカスを外に出す
↓
新しい酸素や栄養が取り入れられる
本来なら、スムーズにこの循環が行われるはずなのですが、乱れた食生活やストレス、
薬剤などの影響で、スムーズに入れ替わらないというトラブルが発生します。
そのトラブルの例が、便秘。
腸の中には「腸内フローラ」と呼ばれるお花畑のようなものがあります。
腸内細菌の群れが、まるでお花がさいているかのように見えることからそう言われているようです。
「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」。
この細菌たちが、お花のように咲いているのだと思ってみてくださいね。
善玉菌 20%
悪玉菌 10%
日和見菌 70%
このバランスが保たれている状態が理想なのですが、乱れた食生活やストレスが原因でバランスが崩れてしまいます。
腸内フローラはまるで中学校!
なぜ乱れた食生活やストレスが原因で腸内フローラのバランスが崩れてしまうのか、簡単にご説明します。
ではまず、中学校をイメージしてください。
成績優秀の優等生、ちょっとぐれてしまった問題児、普通の生徒。
クラスってこんな感じで成り立ってますよね。
そこで・・・。
「善玉菌」=「優等生」 「悪玉菌」=「問題児」 「日和見菌」=「普通の生徒」 |
としてみることにします。
普段は、そういう生徒たちで成り立っているクラスに、ある日転校生がやってきました。
その子はとんでもない問題児で、どんどん他の生徒に悪の刺激をあたえます。
すると、もともと問題児だった子たちだけでなく、普通の生徒たちも感化され、問題児が増えていき、クラスが崩壊してしまう・・・・。
腸内フローラはまさに、そんなイメージがピッタリと言えるのです!
「日和見菌(=普通の生徒)」は「悪玉菌(=問題児)」の影響を受けやすいのです。
そして日和見菌が悪玉菌となり、腸内フローラの10%を占めている悪玉菌がどんどん増えてしまうと、腸内環境が悪くなり、便秘や下痢、もっと悪くなると大腸ガンや生活習慣病にまでつながってしまうのです。
腸内環境が悪くなると、それがそのままお肌に現れてしまいます。
胃腸が荒れるとお肌も荒れる。
口周りなどに吹き出物やニキビができやすくなります。
それを防ぐのに優秀なのが、りんご!
アップルペクチンのパワーです!
腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を退治したり、腸内の活性酸素を取り除く働きなどが、他の食物繊維などに比べても突出しているのだそうです。
活性酸素ってなに??
ヒトが生きていく上で欠かせないのが酸素。
その一部が、ヒトの細胞を酸化させてしまうという危険な存在に変化したものを”活性酸素”と言います。
私たちが吸い込んだ酸素の約2%は活性酸素に変わると言われていて、活性酸素は長い年月をかけて細胞を酸化させていきます。
酸化=サビのことです。
細胞がサビていく・・・それは老化やガン、生活習慣病を招く原因になるのです。
活性酸素が生まれる原因はコレ!
・ストレス
・紫外線
・大量のアルコール
・タバコ
・過激な運動
このようなものが原因で活性酸素が増えてしまいます!
しかし、ストレスを感じない人なんていませんし、紫外線を完全に防げるわけもない。
アルコールやタバコだって、なかなかやめられない・・・。
活性酸素は、ずっとつきまとう害なんですね。
とはいえ、健康にも美容にも大敵の活性酸素。
ちょっとでもその害を減らして、健康でキレイにいるために役立つのがりんごにも含まれる食物繊維なんです。
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1日1個、りんごを皮ごと食べよう!
りんご丸ごと皮つきで毎日食べる。
これは、本当に体にも美容にもいいようです。
「皮つきで食べるのは、農薬の心配があって・・・」と抵抗がある方は、塩水や中性洗剤で洗えば問題はないようですので、安心してください。
最近は農薬基準がとても厳しくなっているので、減農薬や有機栽培されたりんごも多いようですし、残留農薬の心配もあまりないようなので、気にならなければ水でサッと洗うだけでも大丈夫なようですよ!
(ずぼらな私は、水でササっと洗うだけです)
りんごを皮ごと生で食べてもいいのですが、実はりんごは加熱するともっと効果的なんです!
加熱することによって、アップルペクチンが活性酸素に対する処理能力がグン!とアップするそうです。
焼きりんごなんかは最適ですね!
実際に焼きりんごを作ってみましたので、作り方をご紹介しますね!
焼きりんごの作り方
【材料】
りんご 1個
バター 10g
はちみつ 小さじ4
シナモンパウダー お好みで
【作り方】
①りんごを皮ごとカットする(芯を取り除いて、薄くスライス)
②フライパンにバターを入れる
③バターが焦げない程度に溶かす
④りんごをフライパンに並べて中火で2~3分ほど焼く
⑤少し焼き色がついたらひっくり返す
⑥はちみつをかける
⑦フタをして弱火で5分ほど蒸す
⑧お好みでシナモンパウダーをふりかけてできあがり!
とても簡単で、おいしい!
ちょっとしたおやつにもピッタリです。
ちなみに、私は白砂糖を使いたくなかったのではちみつにしましたが、もちろん白砂糖でもOKです!
白砂糖だと大さじ1くらいでいいかな?と思います。
シナモンパウダーはスーパーで売ってた有機栽培のものを使用。
シナモンは血管の老化を防いだり、自律神経を整える効果もあります。
ルイボスティーを一緒に飲めば、より活性酸素を取り除くのに効果的です!
美容や老化防止にはピッタリですね!
こちらの記事もどうぞ。
>>ルイボスティーの効能はすごい!血圧・血管を元気にして老化防止!
こんな感じで、朝食代わりやおやつとしていただくことができます。
ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
・りんごに含まれる食物繊維”アップルペクチン”は整腸作用が抜群!
・アップルペクチンは活性酸素も取り除いて、健康にも美容にも効果的
・老化や大腸ガン、生活習慣病を防ぐのにも役立つ
・りんごは皮ごと食べたほうが栄養たっぷり!
・生で食べてもOKだけど、加熱するとより効果が上がる
いかがですか?
りんご、食べてみたくなりませんか?(笑)
りんごは年中スーパーに売ってますし、簡単に手に入る果物なのでできるだけ毎日食べたいですね!
りんごを食べて、腸内スッキリさせて、お肌もキレイで健康な体を作りましょう!
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《今回参考にしたもの》
リンゴを皮ごと食べれば腸がきれいになる! 著者:田澤賢次(富山大学名誉教授)
ストレス、気疲れ、心配が多くても自律神経失調症がグングン楽になる55の方法 編者:主婦の友社