「いつも手足が冷たい」
「肩こりやむくみが気になる」
そう感じている方は、冷え性の可能性が高いです。
冷え性を緩和するためには、体が冷えないように意識したり、生活習慣の改善が大切です。
しかし、寒い時期などはなかなか冷えが緩和されませんよね。
そこでおすすめなのが「岩盤浴」です。
岩盤浴は、体を内側から温めることで、健康や美容などにさまざまな効果をもたらしてくれます。
だからと言って、通いすぎはNG。
では、どのくらいの頻度で通うのがベストなのでしょう?
この記事では、岩盤浴に通う頻度や、冷え性にもたらす効果などを詳しくご説明します。
冷え性で悩んでいる方や、体温を高めたい方、妊活中の方などはぜひ参考にしてみてくださいね。
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岩盤浴ってなに?
まず、岩盤浴についてご説明します。
実際に行ったことがある方はご存知かと思いますが、サウナよりも室温が低いです。
サウナは身体の外側から温めるものなので、室温が高くなっています。
サウナ・・・室温80℃~100℃
岩盤浴・・・室温40℃~50℃
個人的には、サウナは暑くて息苦しさを感じてしまい、5分と入っていられないということがあるのですが、岩盤浴は暑すぎないので辛くないし、リラックスしながら汗をかくことができました。
同じようにサウナが苦手な方は、岩盤浴の方が入りやすいかもしれません。
岩盤浴の頻度は?
岩盤浴に通う頻度は、週1回もしくは2回が目安となります。
岩盤浴は、数十分寝転がって温めて休憩しながら水分補給をする、それを繰り返します。
その間に、マラソンやエクササイズなどを長時間したときと同じような、サラサラとした汗をたくさんかきます。
寝転がっているだけで体が温まる気持ち良さと、汗をかく爽快感があるため、毎日通いたくなるかもしれませんね。
しかし、大量の汗をかくと体への負担もかかります。
また、体に必要な成分まで排出してしまう場合もあるので、通いすぎには気をつけましょう。
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冷え性にも最適な岩盤浴の効果
●体を芯から温める
●自律神経が整う
●リラックス効果
岩盤浴には、主にこのような効果があります。
それぞれ詳しくご説明していきますね。
体を芯から温める
サウナは高温な室内で、体の外側から体を温めます。
それに対して岩盤浴は、ゆっくりと体の芯から温まることができます。
「冷えは女性の大敵」なんて言ったりもしますよね。
体が冷えることは、健康や美容にも影響を及ぼしますので、いくつかご紹介します。
①冷えると太りやすい
体温が1℃下がると基礎代謝が約12%低下すると言われています。
たった1℃の体温の差でも、高い人と低い人を比べると、低い人のほうが1年間で約7.3㎏も太りやすいというデータもあります。
基礎代謝は年齢とともにどんどん低下していきます。
そのため、食べ物をエネルギーに変える力が弱まり、脂肪が貯まる原因にもなります。
基礎代謝が一番良くなるのが、体温が36.5℃~37℃のとき。
つまり体を温めると、基礎代謝も良くなるということです。
代謝がよくなる他、病気になりにくいのもその36.5℃~37℃程度と言われています。
詳しくはこちらをご覧ください。
>>体温が低いと自律神経が乱れる?気をつけたい3つのポイント
②低体温で肌が老化する
体温が低いと、血液の流れが悪くなり、老廃物が血管の中にたまりだします。
それが、吹き出物や湿疹などの原因にもつながります。
また、血流が悪くなることで、細胞に栄養が届きにくくなり、新しい細胞への入れ替わり(ターンオーバー)がどんどん遅くなってしまいます。
ターンオーバーが遅くなると、くすみやシミ、しわなど、肌の老化にもつながります。
このように、キレイを目指す女性にとっても冷えは大敵です!
もともと冷え性で汗をかきにくい私でも、岩盤浴では最初の10分ですでに額から汗が落ちてきました。
帰ってからもずっと体はポカポカして、手足も温かいまま。
冷えを防ぐためにも、岩盤浴はかなり効果的なのでおすすめですよ。
自律神経が整う
自律神経と体温も大きく関係してます。
「心臓を動かす」「汗をかく」など、無意識のうちに自動で働く神経を”自律神経”と言います。
この自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」という神経があり、それぞれ血管の働きに大きく影響しています。
交感神経 → 血管がひきしまって縮まる(ドキドキ、緊張)
副交感神経 → 血管がゆるむ(リラックス)
ストレス社会である現代では、交感神経が働き続けている状態の人が増えています。
その結果、血行が悪くなり、低体温や冷え性につながっていきます。
岩盤浴に入って体を温めると、血行も良くなり、血液の循環が良くなるので、自律神経のバランスを整えるのにも効果的です。
私が実際行ったお店にはこんな説明もありました。
自律神経のバランスが崩れると、体のトラブルが起こりやすくなります。
●頭痛
●めまい
●肩こり
●ホルモンの乱れ
●生理不順
●生理痛
●肌荒れ
●太りやすい
●不眠
など、特に女性は自律神経のバランスを整えることが大事です。
リラックス効果
自律神経を整えることに関係してきますが、交感神経を抑えて、副交感神経を活発にするにはリラックスする必要があります。
岩盤浴の室内は温かくてほんのり暗くて、とても落ち着きます。
お店にもよるのかもしれませんが、私が行ったところはクラシック音楽が流れていて、枕元には時間を計るための砂時計が設置されていました。
砂時計の砂が落ちるのをぼーっと見ているだけでも心が落ち着きましたよ。
体がポカポカ温まる心地良さと、ぼーっとしている時間。
日頃の仕事や家事、育児などで忙しい時間を過ごしている方には、”何もしないという時間”も必要です。
冷え性を緩和したい方はもちろんですが、疲れがたまっていたり、ストレスを感じている方、体温を高めたい方や、妊活中の方にも岩盤浴はおすすめです。
まとめ
・岩盤浴に通う頻度は、週1~2回がベスト
・岩盤浴の効果は、冷え性の緩和・自律神経を整える・リラックス効果など、健康と美容にも良い
・冷え性、疲労やストレスを感じている方、体温を高めたい妊活中の方にもおすすめ
体を芯から温める岩盤浴。
普段なかなかかけない大量の汗をかけるので、ぜひ一度試してみてください。
体を温めて、健康的な体作りを心がけましょう。
こちらもどうぞ↓
>>岩盤浴の持ち物はなに?持ち物リストと注意点を知っておこう
>>体温が低いと自律神経が乱れる?気をつけたい3つのポイント
《今回参考にしたもの》
美人になれる体温は36.7℃ 著者:白鳥早奈英(栄養学博士)
体温を上げると健康になる 著者:齋藤真嗣(医師)
体を温めるとキレイになる! 著者:石原結實(医学博士)
温めた天然石の上に横になって汗をかくお風呂。
遠赤外線やマイナスイオンが放射されるので、身体の芯から温まることができる。