日光浴は赤ちゃんに必要?紫外線対策の正しい方法は?

 

春のぽかぽか陽気。

赤ちゃんを連れてお散歩をしているお母さんたちをよく見かける季節になりますね。

 

「最近は紫外線対策をバッチリしているお母さんたちが増えたなぁ~」

と見ていて思います。

お母さん自身もそうですが、赤ちゃんに対してもしっかりされている!

 

ベビーカー自体に紫外線対策機能が充実していたり、赤ちゃんにも帽子をかぶせてあげたりきちんとされているので、私にもし赤ちゃんが生まれた時には見習わないと!と、いつになるやらわからぬ妄想を抱くわけですが・・・(笑)

 

ところで、昔は「日光浴が体にいい」とされ、赤ちゃんにも日光浴が勧められていたようですね。

今は母子手帳からも日光浴の項目は消され、「外気浴」が勧められるようになりました。

 

そもそも「日光浴が体にいい」というのは、現代社会ではまるっきり反対で、むしろ紫外線を浴びることは害が大きいんです!

 

今回は、日光浴がいらなくなったワケ紫外線が赤ちゃんに及ぼす影響や紫外線対策の方法を調べてまとめました!

紫外線から赤ちゃんを守る。

それはお母さんやお父さん、赤ちゃんを育てる人の大事な役目です。

この記事が参考になれば幸いです。

 

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「日光浴がいい」は、ただの言い伝え?

赤ちゃんの時の日光浴や、子どもの日焼けは健康にいい!と信じられてきましたが、それはただの言い伝えだったそうです。

科学的な証拠はなかったというので驚きです!

 

なんとなく、太陽の光を浴びることが良いと信じられて、みんな昔からそうしてきました。

ですが、科学が発達して紫外線がDNAに傷をつけることが判明してからは、紫外線対策が強化され始めました。

 

日光浴が抵抗力を高める
日光浴することで、骨の発育がよくなる

 

そんな話が赤ちゃんに日光浴を勧められるキッカケになったようですが、実際は違います。

 

日光浴は抵抗力を下げる!

日光浴で紫外線を浴びると、免疫力がついて病気などに対する抵抗力が高まると言われてきましたが、実際はその真逆!

紫外線を浴びると免疫力は低下します。

 

免疫は、自分の体の中に害をもたらすウイルスや細菌、アレルギー物質などの異物から体をまもるためのものです。

 

免疫=自己防衛システム

 

この機能が正しく動いていれば抵抗力が強まり、健康な体を保つことができます。

しかし、反対に低下してしまうとウイルスや細菌に感染しやすくなったり、体調を崩しやすくなってしまうのです。

 

つまり紫外線を浴びて免疫力が低下すると、風邪をひきやすくなったりしてしまうということ。

まだまだ抵抗力の弱い赤ちゃんには危険なことですね!

 

日光浴=骨の発育がよくなる?現代社会ではナンセンス!

骨の発育に必要なビタミンD。

これが紫外線を浴びるとつくられるという話から、日光浴は赤ちゃんの骨の発育にもいいよ!ということになったようです。

 

しかし。

1日に必要なビタミンDをつくるには、夏のお昼頃の太陽の光であればほんの2,3分浴びれば十分なんだそうです。

 

むしろ長時間赤ちゃんに太陽の光を浴びせれば浴びせるほど、紫外線が赤ちゃんの肌に悪影響を与えてしまいます。
(後ほど詳しくご説明しますね!)

 

また、現代社会では食べ物からビタミンDを摂ることができますよね。

イワシ、サバ、サンマなどの青魚や、干しシイタケがビタミンDが多く含まれていて有効的なんだそうですよ。

 

でも、赤ちゃんに青魚を食べさせるのは、骨も多いし下ごしらえが大変かと・・・。
個人的にオススメなのが、”しらす”

 

しらすもビタミンDが豊富。

ゆでて塩抜きして野菜と混ぜたり、おかゆと一緒に混ぜることもできるので離乳食として簡単にできそうですよね!

干しシイタケのおかゆや、干しシイタケで出汁をとってアレンジしたりなんかもできます。

 

しらすなら離乳食初期(生後5,6か月)からOK干しシイタケは離乳食中期(生後7,8ヵ月)を目安に食べさせてあげるといいようですよ!

 

赤ちゃんの時の紫外線で大人になった時のお肌が決まる!?

こちらの記事でも

>>その肌荒れ、紫外線アレルギーかも!?赤ちゃんの時の保湿がカギ!

少しご紹介していますが、赤ちゃんの時に浴びた紫外線で、アレルギーの発症率がかなり変わってくるんだそうです!

 

アレルギー性皮膚炎やシミ、皮膚ガンの原因になる紫外線。

なんと、一生に浴びる紫外線量のうち50%は18歳までに浴びてしまうのだとか!

 

オーストラリアで行われた調査でも、子どもの頃に強い紫外線を浴びる環境にいた人が、大人になって皮膚ガンになりやすいことが証明されました。

赤ちゃんの頃から紫外線をたくさん浴びれば、紫外線が遺伝子を傷つけ続けることになり、それが原因でシミや皮膚ガンができることになります。

 

特に子どもの頃は細胞分裂が盛んなため、その頃に紫外線を浴びると大人よりも大ダメージなんだそうです!

赤ちゃんや子どもの頃の紫外線対策が、大人になってからのお肌に大きく影響してくるなんて、、、親御さん方、責任重大ですね。

 

将来、「こんなにシミができたの、お母さんのせいやー!」なんて言われかねないかも・・・(笑)

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赤ちゃんの紫外線対策はどうすればいい?

 

 

①赤ちゃん用の日焼け止めを使う

②外出時間に気をつける

③日よけで日が直接肌に当たらないようにする

 

①赤ちゃん用の日焼け止めを使う

生後3ヵ月くらいまでは赤ちゃんのお肌は敏感なので、市販の日焼け止めは使わずに直射日光が当たらないように工夫する必要があります。

 

その後は、赤ちゃん用の日焼け止めをたっぷり塗って紫外線から守ってあげましょう。

 

注意点!

・ノンケミカルの日焼け止めを選ぶ

・パッチテストはしっかりする

 

敏感な赤ちゃんの肌なので、なるべくお肌に優しいものを使ったほうがいいです。

例えば、日焼け止めでSPFが高いものは、紫外線吸収剤などが入っているものが多いです。

この紫外線吸収剤が原因で紫外線アレルギーになったりする可能性もあるので、注意が必要です!

 

アロベビーオーガニックUVクリームや、ヴェレダのエーデルワイスUVプロテクトなど、赤ちゃんでも安心して使えるオーガニックUVクリーム商品はたくさんあります。

 

その中から自分のお子様のお肌に合った日焼け止めを見つけてあげてくださいね。

必ずパッチテストをして、お肌に合っているか確認することが大事です!

 

パッチテストの方法

①赤ちゃんの皮膚の柔らかいところ(二の腕や太もも)に日焼け止めを少量塗る

②そのまま丸1日置いて、様子をみる

③1日経って赤ちゃんの皮膚に何も変化がなかったら、首や顔など別の場所に塗ってまた丸1日置いて様子をみる

 

これで赤ちゃんの皮膚に異常がなければその日焼け止めでOK!

もしも赤みが出たり、何らかの変化があったらその日焼け止めは合っていないということなので、別のものにしてみたほうがいいですね。

 

②外出時間に気をつける

午前10時から午後2時までは、紫外線がとても強いです。

その時間帯にお散歩するのはやめて、外出も避けるようにしたほうがいいようです。

 

外気浴をするのも、紫外線のなるべく少ない朝8時~10時までくらいにしましょう。

その際も、もちろん日焼け止めを塗るのは忘れずに!

 

③日よけで日が直接肌に当たらないようにする

ほとんどのお母さんたちがちゃんとされていると思いますが、ベビーカーに乗せる時も帽子はかぶせてあげる、タオルケットで足まで覆うなど、直接お肌に紫外線が当たらないようにすることが肝心です!

 

コンクリートなど、地面からの照り返しもあるので、上から日光が当たっていないからといって油断しないようにしましょう。

 

まとめ

日光浴は赤ちゃんに必要ナシ!

・赤ちゃんの頃からの紫外線対策が大事。

・赤ちゃんや子どもの頃に紫外線をたくさん浴びていると、シミや皮膚ガン、アレルギーの原因になる

・赤ちゃんの紫外線対策は・・・

赤ちゃん用の日焼け止めを使う(パッチテストは必ずすること)

②外出時間に注意!(午前10時~午後2時までは避けましょう)

③日よけで日が直接肌に当たらないようにする(地面からの照り返しにも注意!)

 

赤ちゃんのお肌はとってもデリケートです。

私たち大人が「このくらい大丈夫かな?」と思っても、赤ちゃんのお肌にとったら大きな負担になっているかもしれません。

 

紫外線に対する意識を高くもって、大事な赤ちゃんのお肌を守ってあげてください。

だからといって、お家にひきこもりすぎるのもあまりよくありません。

外気浴として紫外線量の少ないうちにお散歩したり、外の空気にふれさせてあげることは大切です。

 

お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションの時間にもなりますし、お母さん自身がリフレッシュできる時間でもあるので、紫外線に気をつけて、楽しい時間を過ごしてくださいね!

 

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《今回参考にしたもの》

紫外線Q&A 著者:市橋正光(神戸大学医学部皮膚科学教授)

Q&Aでよくわかる「アレルギー」のしくみ 著者:斎藤博久


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