こんにちは!Lunaです。
すっかり秋になり、秋晴れが清々しい時期になりました。
晴れていても、夏の焼けるような陽射しではなくなりました。
・・・が。
紫外線のダメージはまだまだ残っています。
子どもの頃って、日焼けをしても時間が経てばいつの間にか白く戻っていましたよね?
それが大人になると、なっかなか白く戻ってくれない・・・(泣)
これは、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅れていくからなんです。
悲しいことに、ターンオーバーは加齢とともに遅れていきます。
じゃぁ、美肌を保つにはターンオーバーを早めないといけないの?
と、気になりますよね。
そこで今回は、ターンオーバーのしくみについて調べてまとめてみました!
参考にしてみてくださいね♪
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もくじ
ターンオーバーを早めると美肌になる?
実は”ターンオーバーを早めれば美肌になる”というのは間違いではないけれど、ちょっと誤解が生じやすいようです。
「お肌の生まれ変わりが早ければ早いほどキレイになれる!」と、勘違いしてしまう方もいらっしゃるようですが、それは間違い。
お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は約28日が理想なんだそうです。
それ以上長すぎても良くないし、逆に短すぎても良くない。
ただ、最初にお話したように、加齢とともにこれがどんどん遅れていきます。
40代になると約40日かかる!とも言われているようですね。
傷の治りが遅くなったり、日焼けした肌が戻りにくいというのもそのため。
「だったらやっぱり早ければ早いほどいいんじゃない!?早めないと!!」と思いがちですが、焦らなくて大丈夫です。
ターンオーバーは”遅くなる”けれど、”しなくなる”わけではないので、必ず新しいお肌に生まれ変わります。
その手助けをほんの少ししてあげて、正常なターンオーバーのサイクル(理想の約28日)にすることを心がけることが、美肌を保つカギなんだと思います。
手助けの方法としては、ピーリングや角質除去などがあります。
でもこれはお肌に負担がかかるので、やりすぎには注意です!
敏感肌の方は特に。
過度な洗顔もターンオーバーのサイクルが早まる可能性もあるようです。
たまにアカをはがす目的でピーリングや角質除去をしてあげるくらいならいいとは思いますが、「早めよう!」とガンガンしてしまうと、それはお肌を傷める原因になりかねません。
では、お肌のターンオーバーを正常なサイクル(約28日)に保つにはどうすればいいか?
それにはまず、ターンオーバーのしくみをわかっていたほうが理解しやすいと思いますので、簡単にまとめてみました!
お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)はこうなっている!
私たちのお肌はどんな風に生まれ変わっているのか、簡単にご説明しますね。
これはお肌の断面図です。
肌、つまり皮膚は大きく分けると3つの層で成り立っています。
①表皮・・・約0.2mmの薄さ。一番外側にある部分
②真皮・・・約1.8mm。ハリと弾力を保つ部分
③皮下組織・・・真皮の下にあって、皮膚とその下にある筋肉と骨との間にある部分
この3つの層で分けられますが、一番外側にある部分、つまり表皮が生まれ変わること=ターンオーバーと呼ばれています。
表皮が生まれ変わるって、どうゆうこと??
お肌の生まれ変わりを理解するには、表皮のしくみと構造を理解したほうがわかりやすいので、ザックリとご説明しますね!
まず、表皮は私たちの目に見えている一番外側にある皮膚です。
約0.2mmほどの薄さで、その中でも細かい層に分かれています。
上から順に・・・
・角質層または角層
・顆粒層(かりゅうそう)
・有棘層(ゆうきょくそう)
・基底層(きていそう)
このような構造になっています。
まず、一番下にある基底層。ここで、細胞が生まれます。
その細胞たちが、次々に形を変えて新しい細胞に変身していきます。
そして最後は変身を終えて、死にます(笑)
つまり、ターンオーバーは細胞が生まれてから死ぬまで、細胞の一生なんだと思えばいいようです。
基底細胞で細胞が生まれる
↓ 変身!
有棘(ゆうきょく)細胞になる
↓ 変身!
顆粒(かりゅう)細胞になる
↓ 変身終了!
死んだ細胞になる
この死んだ細胞たちでできているのが、表皮の一番外側にある部分、角質層なんですね。
この変身は約14日間かけて行われます。
約14日間で変身、死を迎えて角質層に到達した細胞たちは、死んだあともなお約14日間ほどそこにとどまってお肌を守るために働いてくれます!
その役目を終えるとアカとなってはがれ落ちる・・・。
これが表皮の生まれ変わり=ターンオーバー。
図にまとめてみると、こういうことです。
【表皮の生まれ変わり(ターンオーバー)のしくみ】
お肌の生まれ変わり、ターンオーバーのしくみはこうなっていたんですね!
一番表面にある目に見える部分の肌って、実は死んだ細胞たちでできていたなんて知りませんでした(笑)
しかも、死んでもなお外からの刺激をバリアしてくれている・・・なんて健気な細胞なんでしょう。
と、ここで私は疑問に思いました。
よく基礎化粧品などで”美白効果”とか宣伝しているものがありますよね。
「ぬったら色白になった!」なんてレビューがあるものも見かけますが、「死んだ細胞にも効果はあるものなのか?」と思ったのです。
調べた結果が驚き!!
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美白化粧品で肌が白くなることは、ほぼない!?
どうやらやはり、死んだ細胞たちでできた角質層、一番外側の肌に美白化粧品をぬっても効果はないようです!
「ぬったら色が白くなった!」というのも一時的なもので、白い粉末成分や一時的に毛細血管が収縮して肌が白く見えるせいなんだそうです。
美白化粧品というのはそもそも、ぬれば白くなったり、シミを消したりするものではありません。
紫外線から守って、シミを作りにくくするための、あくまで「予防」なんですね。
だから、美白化粧品をぬればシミが消えたり、白くなる!ということはありません。
これと同じく、”肌の奥まで浸透して傷ついた肌を回復させる”とか、”シワを消す”とか、そんな魔法みたいな化粧品はありません。
シワを消せるなら、50,60,70歳、、どんなおばあちゃんでもお肌ツルピカでいられるはずじゃないですか?でも、そんなことは実際ありませんよね。
スキンケア化粧品で効果を期待するなら、保湿!ほぼそれだけ。
この詳しいお話は、次回しますね♪
ターンオーバーの理想のサイクルを保つ方法!
ターンオーバーが遅くなったり、早くなりすぎたりすると、肌荒れやくすみ、シミ、乾燥など、様々な肌トラブルにつながります。
それを防ぐために必要なことはとってもシンプル。
健康的な生活を送ること。
・質のいい睡眠をとる
・栄養のある食事をする
・運動などをして汗をかき、新陳代謝を良くする
・質のいい睡眠をとる
人によって必要な睡眠時間は違うようで、6時間でOKの人もいれば、8時間は寝ないと・・という人もいます。
でも、大事なのはどれだけ長く眠るかではなく、どれだけ質のいい睡眠、ぐっすり眠れるか、ということ。
眠る前に癒しの音楽を聴いたり、お風呂で体を温めてリラックス状態にさせたり、なるべくぐっすり眠れるように心がけましょう。
・栄養のある食事をする
外食やファストフード、コンビニなどに売っている添加物だらけのものばかりではダメ。
もちろん、野菜だけでもダメだし、お肉だけでもダメ。
ビタミンやたんぱく質など、栄養のバランスがとれた食事が大事なんですね。
ちなみに、美肌にいいと言われているのがビタミンCやビタミンA、ビタミンEなど。
ビタミンC・・・いちご、レモン、ブロッコリー、赤パプリカなど
ビタミンA・・・にんじん、にら、ほうれん草など
ビタミンE・・・アーモンドやナッツ類、魚卵など
アーモンドやナッツ類は特に、老化防止にピッタリです!
私も毎日食べていますし、意識して摂りいれている方も多いようですよ。
詳しくはこちらを読んでみてくださいね!
・運動などをして汗をかき、新陳代謝を良くする
よく食べて、それをエネルギーにしてよく動く。
よく動けば血行も良くなり、自然と肌の色も健康的になるし、血行不良を防げます。
血行不良は肩こりや頭痛、腰痛、冷え性など、様々な体調不良につながり、健康にも美容にも良くないんです。
なので、ウォーキングをしたり、階段を使う、歩いていけるところは歩くなど、ちょっとしたことでもいいので体を動かす意識をしてみるといいかもしれませんね!
血行不良でどのような問題が起こるか、こちらに詳しくまとめてあります。
まとめ
・ターンオーバーとは、お肌の生まれ変わりのこと
・細胞が生まれてから死ぬまでの一生、と思うとわかりやすい
・肌の一番外側の部分は角質層(または角層)といって、死んだ細胞たちでできている
・ターンオーバーの理想のサイクルは約28日!
・加齢とともにターンオーバーは遅くなるが、早すぎても良くないし、無理に早める必要はない
・ピーリングや角質除去はやりすぎ注意!逆に肌を傷つける可能性大!
・美白化粧品で肌が白くなることはほぼない
・美白化粧品の目的はあくまで、紫外線からシミを作らないための「予防」
・よく食べ、よく動き、よく寝る、これが美容と健康の秘訣!
キレイになるために努力する人って多いですよね。
高い化粧品を使って、時間をかけて念入りにスキンケアしたり、エステに通い続けたり。
そこにお金や時間はかけても、食事や睡眠などにはあまり気を使わない人も多いです。
でもそれってもったいない!!
化粧品も、ケアする時間も、本当はそこまでお金も時間もかけなくてもいいんです。
それよりも、自分の体(細胞)を作り上げるために必要な栄養補給、つまり食事や睡眠などを意識したほうが手っ取り早いのではないかな?と最近思うようになりました。
そうすることで、健康も保てます。
健康でいれば、ターンオーバーが乱れることも減るはずです。
だから、健康と美は隣り合わせなのではないでしょうか。
こちらもどうぞ!
《今回参考にしたもの》
妻の化粧品はなぜ効果がないのか~細胞アンチエイジングと再生医療~ 著者:北條元治(医学博士)
日本化粧品検定2級・3級対策テキスト 監修:一般社団法人 日本化粧品検定協会
オトナ女子のための美肌図鑑 著者:かずのすけ(美容化学者)
正しいスキンケア辞典 監修者:吉木伸子(皮膚科医)岡部美代治(元化粧品開発者)小田真規子(栄養士)