こんにちは!Lunaです。
以前、アンチエイジングに糖質は大敵!という内容の記事を書きました。
詳しくはこちら
>>糖質を制限して糖化を防ごう!アンチエイジングや病気の大敵!)
その理由が、老化のもとになる糖化という現象は、糖質が原因でどんどん進んでしまうからというものです。
アンチエイジングを心がける人ならよく目にするであろう”AGE”という言葉。
Advanced Glycation Endproducts (終末糖化産物)=AGE |
このAGEは体の中で作られ、加齢とともに蓄積されていきます。
それは、生きるものとして避けられないこと・・・だとしましょう。
しかし、食べ物からも大量のAGEを摂ってしまうというのが問題!!
AGEは糖質とタンパク質が加熱されてできる、老化の原因となる悪い物質のことです。
例えば・・・
- 砂糖たっぷりの甘いお菓子
- ポテトチップス
- ファストフードのハンバーガー
- フライドポテト
- トンカツや唐揚げや揚げ物
など、「焼き目のついた食品にはAGEが多い!」と覚えておくといいですね。
反対に、生野菜やお刺身など、加熱されていないものはAGEが少ないと言えます。
でも、毎日毎日生野菜とお刺身を食べる、というわけにはいきませんよね。
トンカツや唐揚げだって食べたいし、忙しい生活をされている方なら牛丼やうどんなど、すぐに出てきてパッと食べられるもので済ませてしまいがちになります。
そこで!
毎日の食事にプラスして食べるだけでAGEを減らして、老化防止をしてくれるすばらしい食べ物があります!
それが”アーモンド”なんです。
アーモンドは驚異のアンチエイジングパワーがあるほか、ダイエットにも効果的という優れもの!
今回は、アーモンドが老化防止をしてくれるワケをご説明します。
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もくじ
アーモンドは老化の原因”AGE”を減らしてくれる!
慶應義塾大学医学部教授の井上浩義氏が、「アーモンドには抗糖化の力があるのではないか?」ということに目を向けて、とある実験をしたそうです。
8人にアーモンドを5ヵ月間、毎日25粒食べてもらって、体の中のAGEの値の変化を測定したところ、なんと!
AGEの値が50%も減ったのだとか!
アーモンドのなんの成分がそうさせているかはまだ判明されていないそうですが、食べるだけでAGEの値をこんなに減らしてくれる食べ物は、アーモンドの他にはまだ見つかっていないそうです。
・体の中でAGEを作らせない働きをする
・AGEとくっついて、体の中に吸収せずに排出してくれる
AGEは一度できたら二度と戻ることはありません。
なので、それを作らせない、また、AGEを体の中から出してくれたら、老化のスピードは一気に遅くなります。
だから、アーモンドは老化防止にピッタリ!
驚異のアンチエイジングパワーがあると言われているんですね。
抗酸化作用のビタミンEも豊富!
”糖化”はあまり聞きなれない方でも、”酸化”はよく聞くのではないでしょうか。
鉄が酸化して錆びるように、人間の体も酸化してどんどん老いていきます。
酸化の原因は紫外線によるものや、乱れた食生活、喫煙、ストレスなどがありますが、酸化すると活性酸素という物質が増えます。
その活性酸素が老化や病気のもとになるのです。
活性酸素を防ぐ、抗酸化作用があるものがビタミンE。
ビタミンEは若返りのビタミンとも言われていますよね。
皮膚の新陳代謝を高めて、メラニン色素の沈着を防いだり、シミやそばかすの予防につながるなど、美容効果が大きいのでそう言われています。
ビタミンEの多い食品
かぼちゃ
うなぎ
モロヘイヤ
アボカド
料理などで使いやすいものとしては、上記のような食材があります。
アーモンドはなんと、この食材たちの5倍も多くビタミンEが含まれているんです!
ビタミンEが豊富だと言われるかぼちゃの5倍ですよ?
それにアーモンドは、焼いたり調理したりする手間もなく、そのまま食べることができるのがいいですね!
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アーモンドに対するありがちな誤解
「アーモンドは高カロリーだから、食べると太っちゃう」
「アーモンドを食べすぎると、吹き出物ができる」
なんて、思っていませんか?
私自身、そんな話を聞いたときから、ずっとそう思い込んできました。
しかし、それは大きな誤解でした!
誤解①アーモンドは食べても太らない!むしろダイエット向き!
どうやら、多くの人が”アーモンド=太る”と誤解している原因として、アーモンドなどのナッツ類に含まれる「脂肪分」について、きちんと理解されていないことが挙げられます。
ナッツには良質の脂肪がたくさん含まれていて、全体の50%以上が脂肪なんです。
「え!?そんなに脂肪たっぷりなの!?」
「やっぱり太る原因じゃない!?」
と、一瞬思ってしまいますよね(笑)
しかし、その考え方が間違いなんです。
半分以上も、”良質の”脂肪分が含まれているから、むしろヘルシーなんです。
ここで脂肪酸について理解する必要があるので、ご説明しますね。
まず、脂肪は私たちが生活するために必要なエネルギーの源です。
私もそうですが、”脂肪”とつくとなんでも=太るもの!と即座に思いがちですが、その考えをストップさせるクセをつけましょう。
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸などの言葉は聞いたことはある、という方も多いのではないでしょうか?
脂肪酸はビタミンの吸収を助けたり、ホルモンバランスを整えたりしてくれて、余った分が中性脂肪となります。
【飽和脂肪酸】
約20℃で固まる粘度の高い油
摂りすぎると血液がドロドロになって、血流を悪くする
→中性脂肪や動脈硬化の原因!悪玉コレステロールを増やして肥満のもととなるもの
【不飽和脂肪酸】
常温で液体になる、粘度の低い油
摂っても血液はサラサラのまま!
オメガ9、オメガ6、オメガ3系の脂肪酸、オレイン酸、α-リノレン酸、リノール酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)など、体にいい脂肪酸だらけ。
悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やしてくれる。
しかし、体の中で作られることがないので、食物から摂らなければならない。
【トランス脂肪酸】
万病のもととなる、体に悪い油。
マーガリンやショートニングが有名。
トランス脂肪酸は、コーヒーフレッシュにも含まれています。
詳しくはこちらを参考にしてみてくださいね。
>>コーヒーフレッシュの糖質の意外な事実!成分なども調べた結果。
ナッツ類は、不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸が特に多く含まれているものが多いです。
先ほども言いましたが、ナッツには”良質な”脂肪分がたっぷり、というのはこういうことなので、太るどころかコレステロール値を下げてくれます。
健康維持や病気予防にもピッタリなんです。
特にアーモンドは、食べた脂肪が分解されずに体に吸収されないまま、便として体の外に出してくれる働きをしてくれるんです!
例えば、お肉料理の時にアーモンドを一緒に食べるとします。
すると、お肉に含まれるタンパク質は栄養として吸収されますが、脂肪だけは吸収されない、という現象が起こるのだとか!
脂肪を摂っても、体に吸収されないなんて、すごいことですよね!!
また、アーモンドなどのナッツ類は堅いものが多いので、よく噛まないといけません。
これが、満腹中枢を刺激してくれるので、大量に食べなくても満足する効果があります。
だから、アーモンドは食べても太らない、むしろダイエットに向いている、と言えるんですね!
誤解②アーモンドで吹き出物は×!整腸作用で美肌にもつながる!
実は、アーモンドには食物繊維もたっぷり含まれています。
食物繊維豊富で有名なサツマイモの約5倍、ゴボウの約2倍も含まれているのだとか!
現代人の食生活では、食物繊維の摂取量はかなり少なくなっています。
食の欧米化が進んだこと、忙しくて毎日3食食べなくなったことなどが原因としてあります。
たしかに、手軽に食べられるものがありすぎますものね。
インスタントラーメンだったり、コンビニのおにぎりやお弁当だったり・・・。
食物繊維は本来、このくらい摂る必要があります。
食物繊維の摂取目安量(1日)
成人男性:20g以上
成人女性:18g以上
(食品摂取基準2015より)
サツマイモだと、1個が200gくらいとして食物繊維は3~4g程度。
ゴボウだと1本180gくらいとして食物繊維は9~10g程度。
他の野菜をサラダで食べても、なかなか摂取目安量には達することができません。
そこで、毎日アーモンドを食べるだけで、食物繊維の摂取量をアップさせることができるんですね!
アーモンドをスライスしてサラダにトッピングしたり、料理にアーモンドを取り入れたりすると風味も増して、食感もいいそうです。
食物繊維をたくさん摂って、腸の動きを活発にすることで、便秘などの問題が解決されます。
便秘などの問題は、お肌に現れます。肌荒れや吹き出物が増える原因です!
しかし、アーモンドを食べることで食物繊維を摂れるので、整腸作用につながり、美肌効果も期待できるというわけですね!
アーモンドを1日25粒食べよう!
実際に、8人の人が1日25粒を5ヵ月間食べ続けた実験では、全員体重が減少!
5ヵ月でマイナス約3kg!
運動や食事制限も特にしたわけではないのに、アーモンドを毎日食べただけでその結果が出たというので驚きですよね。
そして、実験が終わってアーモンドを食べなくなった人は、その後また太ってしまった、という報告があったのだとか。
反対に、実験後も食べ続けていた人はそんなリバウンドもありませんでした。
つまり、アーモンドがそれだけ効果的だったという証拠ですね。
1日に25粒は多いなぁ~という方は、最初は5粒からでもOK!
その次の月は10粒に増やしてみよう、など少しずつ増やせばいいですし、きっちり25粒!とあまり生真面目にならなくても大丈夫だそうです。
朝食後 6粒
昼食後 6粒
お茶タイム 7粒
夕食後 6粒
このような感じでいいそうです。
食後がオススメというのは、先ほどもご説明したように、脂肪の吸収を防いでくれたり、AGEにくっついて体の外に出してくれるからです。
3食食べない方は、朝食代わりとしてだったり、甘いお菓子の代わりにアーモンドをおやつに。
夕食までの小腹が空いた時などもOKですし、ご自分の生活スタイルに合ったタイミングでいいそうですよ。
スーパーにはあまり大量には売っているのを見かけないので、私はネットで購入しています。
まとめ
・アーモンドは老化防止にピッタリな食べ物!
・”アーモンド=太る”は間違い!むしろ、脂肪の吸収を抑えてくれる
・アーモンドを食べることで、老化の原因となるAGEを減らしたり、体の外に出してくれる
・抗酸化作用のビタミンEもたっぷり
・食物繊維も豊富で、整腸作用もある
・1日25粒が目安!
最近、日本でもアーモンドなどのナッツ類のコーナーを見かけることが増えましたが、まだまだ摂取量は低いそうです。
それもやはり、アーモンドに対する誤解が原因らしいですね。
アーモンドは本当は、アンチエイジングにも、健康にもいい食べ物なので、たくさんの方が正しい知識を得て、ぜひ積極的に取り入れていただきたいと思います。
こちらもどうぞ
>>糖質を制限して糖化を防ごう!アンチエイジングや病気の大敵!
>>太らない食べ方は順番を変えるだけ!太る原因はカロリーより糖質!
>>コーヒーフレッシュの糖質の意外な事実!成分なども調べた結果。
《今回参考にしたもの》
食べても痩せるアーモンドのダイエット力 著者:井上浩義(慶應義塾大学医学部教授)
老けたくないなら「AGE」を減らしなさい 著者:牧田善二(医学博士)